片山豊よもやま話-20

「オトッツァン、金持ちの子供みてぇだ」とケン坊が笑った。銀座服部時計店の高級時計展示会でブレゲを買ったという。「素敵なロレックス持っているのになぜブレゲを」と聞くと、「ピンバッジのオマケが欲しかったんだ」と…70万円も払 […]

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片山豊よもやま話-19

片山さんが、アトランタで大歓迎を受けてからしばらくたった1998年「オトッツァンが大変だぁ」と、ケン坊から電話があった。「マッド・マイクから電話でオトッツァンが自動車殿堂に入った」というのである。テキサスで印刷業を営むマ […]

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片山豊よもやま話-18

単なる荷物車だったダットサントラックだが、渡米した片山さんは、海岸でピックアップトラックで遊ぶ若者を見て、「楽しい運転ができればスポーツカーだよ」「見ろこいつはフロアシフトだ、楽しく遊んでくれ」と、難攻不落の米国市場の一 […]

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片山豊よもやま話-17

「オトッツァンの事務所の壁にZ旗が」とは、片山一家壱の子分・佐藤健司ことケン坊。Z旗とは万国船舶信号旗用アルファベット最後の一文字だが、日本では「興国の興廃この一戦にあり…」の名句で知られる旗じるし=強敵ロシア・バルチッ […]

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片山豊よもやま話-16

アメリカ人は基本大型車大好きだが、買えない階層もいる。で、中古車を買うがアメリカ車はアフターサービスが悪い…整備悪けりゃ燃費も悪化。で見直されたのが丈夫で燃費が良い日本車。その評判がフォルクスワーゲを上回るようになり51 […]

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片山豊よもやま話-14

片山さんは、アメリカでの市場調査報告をしながら、いよいよ本格的販売開始をと組織作りを始めたある日、自動車ショーで熱心にブルーバードを見る白人に声をかけると、後日会いたいという。 「私はルノー販売の総支配人だが日産車に興味 […]

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片山豊よもやま話-13

さて渡米した片山さん、アメリカでブルーバードなんて名はインパクトがない、ましてスポーツカーにフェアレディなんて女々しい名前は駄目。日本名は子音が多すぎる。爆発音が多い母音でと考えたら「ダットサンがあるじゃないか」で、米国 […]

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