【ワンダー速報】東京オートサロン2022印象深かったブースは?

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コロナ禍でしばらく自動車イベントが開催されない状況の中、久しぶりのリアルイベントで大興奮となった東京オートサロン2022!まずは開催していただいたことに感謝しつつ、私ワンソクTubeが実際に見てきた感想と個人的に注目したブースや車両をレポートします。

■いきなり豊田章男社長が!

会場についてブースを回っていると、目の前にいきなり豊田章男社長が現れてびっくり!

豊田章男社長

トヨタイムズの動画撮影のため、各社のブースを練り歩く様子が撮影されていましたが、そちらの動画を見ても気さくに各メーカーの人に話しかけたり、シールを貼ったりする姿はとても親近感がわきますし、何より自動車産業全体を元気にしたいという想いが伝わってきて素晴らしいと思いました。これぞトップによるプロモーションの理想形ではないでしょうか。

■注目のブースはホンダと日産!

今回のオートサロンでひときわ注目を集めていたのが、やはりこれからフルモデルチェンジで発売予定となっている、新型ステップワゴンや新型フェアレディZでした。

各メーカーとも本来なら東京モーターショーなどで発表する予定であろうコンセプトカーなども展示されていましたが、どこか現実味がないショーモデルなので、それよりは現実味が高い発売直前のモデルをひと目みたいというお客さんが多かったのだと思います。
新型ステップワゴンや新型フェアレディZは、ネット上ではすでに発表されていますが、実際に現車を見れる機会は初めてだったので、私も興奮して撮影していました。

■ホンダブースでは新型ステップワゴンと新型シビックタイプRに注目!

新型ステップワゴンは、すでに発売された新型ノア・ヴォクシーのイカツイエクステリアとは真逆の、引き算の美学のようなシンプルでプレーンなエクステリアに生まれ変わりました。SNSやYouTubeなどのコメントでも概ね好評で、オラオラ系を好まないユーザーには支持されそうです。終売となったオデッセイの受け皿になるためか、ボディサイズは全長がかなり延長され、新型ノア・ヴォクシーよりも10cm以上長くなる4,800mmを超える見通しです(ノア・ヴォクシーでは4,695mm)。これが吉と出るか凶と出るかは、実際の発売と売れ行きを見守りたいところですが、アルファードが控えているトヨタでは、そこまで大きくせずにミドルサイズのミニバンとして取り回しでも勝負できるのが強いところですね。

ボディサイズは4800㎜を超える見通し

また、ホンダブースでは新型シビックタイプRも展示されると話題でしたが、今回のオートサロンでもまだ偽装が取られて居なかったのが残念。コロナ対策もあり、各ブースとも車内への乗り込みは基本的に不可となっていたので、全体的に一台を見ている時間も少なかったですね。

新型シビックタイプR

他にも、ヴェゼルのモデューロXやフィットクロスターのカスタム、N-BOXなども展示されていましたが、印象はほぼステップワゴンにさらわれた形となっていました。

■日産ブースではやっぱりZ!

日産ブースではステージ上に3台の新型フェアレディZが展示され、特に一番左にあったオレンジ色のカスタムモデルに注目が集まっていました。

通常のZは四角く空いたグリルが気になるという人も多いですが、こちらのカスタムモデルでは往年の240Zのような自然さがあり、「これなら欲しい!」と言う声もかなり聞かれました。市販予定は無いとのことでしたが、ユーザーの要望次第では実現も有り得そうですね。

■トヨタとしてではなくGRとして出展。モデリスタブースも注目!

今回の東京オートサロンではトヨタとしてのブース出展はなく、GRとしてブースが構えられていました。ブース内ではGR GT3コンセプトがひときわ異彩を放っていましたが、先日発表されたEV群も展示されるのではと期待していただけに、ちょっと残念でしたね。

500台限定というGRMNヤリスは2台展示され、スポット溶接を500箇所打ち増ししたというカットボディも展示。ブース奥では、ひっそりとレクサスのROVコンセプトという、水素で走るミニバギーとNX450h+のNX PHEVオフロードコンセプトが展示されていました。電気や水素など次世代のエネルギーでのアウトドア使用イメージを喚起する世界観が演出されていましたが、日本ではナンバーが取得できないというバギーは、さすがに走行できる場所が限られてしまうので現実味がわきませんでした。NX450h+オフロードコンセプトは、あえてインチダウンされた17インチのオールテレーンタイヤが意外にも似合っていましたね。

そしてGRブースの隣には、モデリスタがブースを構えていました。個人的に新型ヴォクシーを購入しているので、ノア・ヴォクシーのモデリスタには興味があったので、こちらもじっくり撮影させていただきました。

シンプルなステップワゴンに対して、もともと厳ついノア・ヴォクシーの迫力をさらに増したモデリスタは、賛否両論でしたが、個人的には有りだと思いますし、おそらく売れると思います。
静のステップワゴンに対し、動のノア・ヴォクシー、比較動画も作りましたので見ていただければ↓

■スバル、三菱、ダイハツもユニークな提案が

スバルブースではEV時代の新しいモータースポーツの提案として、STI E-RA (Electric-Record-Attempt) が展示されていました。トヨタは、スペック未公表ながらマフラーが見えているので内燃機関であることが予想できるGR GT3コンセプトを展示したのに対して、スバルではピュアEVのモータースポーツマシーンを展示したのは対比が面白かったですね。今までだったら逆のパターンもあり得たでしょうに。
スバルブースでは他にも、bz4Xのスバル版「ソルテラ」のSTIカスタムモデルなどが展示されていました。

三菱ブースでは、軽自動車初のバッテリーEVである「K-EV concept X Style」を世界初公開。市販車のプロトタイプのワールドプレミアとなりましたが、個人的な注目度はイマイチ…。というのも、見た目がすでに販売されているeKクロスと見た目がほぼ一緒だったから。

このモデルよりも注目だったのが、「ヴィジョン ラリーアート コンセプト」です。ラリーアートと言えばランエボやパジェロなど三菱車のモータースポーツを担っていたブランドでしたが、最近はちょっと耳に覚えが無かったのも事実。そんなラリーアートの名を冠したアウトランダーPHEVのカスタムモデルとあって、往年のラリーファンだけでなく、私も大注目でした。何よりその迫力の見た目は、ベースとなったアウトランダーPHEVからは想像できないくらい別のクルマに仕上がっており、このまま発売されたら買う!と思えるほど魅力的でした。

ダイハツブースでは、新型アトレーのカスタムや、e-Smartというシリーズハイブリッド化されたロッキーがカスタムされていました。それよりも、ステージ上空にある大きなスクリーンで流れるウナ丼さんの動画がとても目と耳を引きました。河口まなぶさんや五味康隆さんだけでなく、同じく日本カーオブザイヤーの選考委員となったウナ丼さんも、メーカーのブースでプロモーションを行う時代となり、YouTubeで活躍されている人が表舞台に立っているのを見ると感慨深いものがあります。

実は私の動画も、キーパーラボさんやセルスターさんのブースで流していただいていました。この場を借りて御礼申し上げます。

■マツダやスズキは出展無し…

今回の東京オートサロンでは、マツダとスズキは自動車メーカーとしての出展は無し。CX-60などのワールドプレミアを期待していたのですが、残念…。

■何よりオートサロンが開催されたことに感謝!

昨年末では落ち着いていた新型コロナウイルスも、年明けからオミクロン株などが猛威を振るって感染拡大がつづく中、東京オートサロン2022が無事開催できたのは本当にありがたかったです。2年ぶりとなる開催でしたし、東京モーターショーなども軒並み中止される中、久しぶりのリアルイベントは楽しかったですね。メーカーの方々も笑顔だったのが印象的でした。
行きたい人が全員行けるわけではないので、私のようなYouTuberやメディア担当が、少しでも会場の雰囲気や展示されたクルマの魅力をお伝えできればと思います。
東京オートサロンの様子は、動画でも発信しますので、ワンソクTubeも併せて見ていただければと思います。

 

[ドラヨス]
月間100万PVのブログ「ワンダー速報」と、登録者数21.5万人のYouTubeチャンネル「ワンソクtube」の管理人。
クルマ買うチューバーを自称し、2か月に1台のペースでクルマを購入してレビューするスタイルが好評。

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