日産、「アリア」第1号車納車セレモニーを本社ギャラリーで開催

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日産は3月9日、新型クロスオーバーEV「日産アリア」購入第1号車の納車セレモニーを日産グローバル本社ギャラリーで開催した。アリアは20年7月に発表、21年6月より予約注文を開始しており、発表から約1年8ヵ月、予約注文開始から約9ヵ月での初納車となった。

日産・伊藤常務(右)から第1号車オーナーの中村さんにキーが授与された

式典で伊藤由紀夫常務執行役員は、「日産自動車としても新しいフラッグシップである日産アリアをお客様にお届けすることが出来まして、本当にうれしく思っております」と挨拶。

そして、「日産アリアは、日本の伝統の美しさと先端技術を融合したデザインと機能性を持っています。凛として端正な日本の美を表現したデザイン、ラウンジのように広くて心地のいい室内空間、電気自動車ならではの静粛性、そして力強い加速といった異次元のプレミアムな走りをお届けいたします。さらにプロパイロット2.0やプロパイロットリモートパーキングといった最先端の技術をぎっしりと詰め込んでいますので、日本中のユーザーの皆様に新感覚、新次元のワクワクした体験をお届けすることができると考えています」とアリアの魅力を紹介した。

納車第1号のオーナーとなったのは、千葉県在住の中村真司さん明子さんご夫妻。和紙アーティストの佐藤友佳理さんが制作した「ARIYA STARTING BOX」の中から登場した愛車に、喜びの笑顔を見せた。

和紙アート「ARIYA STARTING BOX」からプロパイロットリモートパーキングの機能を使い、アリア1号車が無人で登場

 

中村さんは「アリア1号車のオーナーになれて大変光栄です。誰よりも早く一番でこの車を欲しいよね、と妻とよく話をしていたんですが、それが本当に現実のものになってしまい、ちょっとびっくりしています」とコメント。クルマには興味がなかったという中村さんだが、災害時の給電設備として蓄電池を探していた時に、電気自動車から給電できることを知り、それがアリア購入のきっかけになったという。

「モーターショーでコンセプトカーを展示した時の写真を見た時、エクステリアは機能美という言葉がぴったりで、美しいと思いました。そしてインテリアはボタンがほとんどなく、ディスプレイが圧倒的な存在感を出しているというデザイン、大好きです。さらに運転席と助手席の足元がつながっていて、広い空間が出来ていることも大変良かった。長時間の運転が得意ではない私には、プロパイロット2.0はとても魅力的でした。この車絶対欲しいと思いました。買っちゃえ日産という感じです」。

一昨日に還暦を迎えたばかりということで、この式典が還暦の記念にもなった、という中村さん。週末には早速、プロパイロット2.0を使って軽井沢に行く予定、と笑顔で語った。

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