<Drive! NIPPON>天理~桜井ドライブでも立ち寄れる“山の辺の道”

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三輪山から奈良へと向かう山の辺の道。「日本書紀」にも記載されている古道で、数々の史跡があり、ウォーキングルートとしても人気です。今回はドライブでも立ち寄りやすい、ロマンあふれる史跡&ランチスポットをご紹介!
(写真提供:なら歴史芸術文化村)

 

※ 掲載記事に関して
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三輪山登拝も再開。国造りの神様が鎮座する「大神神社(おおみわじんじゃ)」

三輪山全体が御神体である大神神社。国造りの神様である大物主大神を主祭神に、大己貴神・少彦名神を配祀しており、交通、航海、縁結び、医薬、酒造りなどにご利益があると言われています。大物主大神様が蛇に姿を変えられたという伝説から、大神神社では好物の卵をお供え物によく見かけたり、因幡の白兎伝説からなで兎が奉安されていたりと、神話に触れることができる場所でもあります。
存在感のある大鳥居から二の鳥居をくぐり、緑が溢れる心地よい参道を通って祓戸神社、夫婦岩、そして拝殿へ。狭井神社、市杵島姫神社など様々な神様を祀る境内社をお参りすることができます。薬井戸ではご神水を汲んで持ち帰ることも可能。大鳥居付近の駐車場も広いので、車でも立ち寄りやすい、日本の古代に触れる要所となっています。今年5月から三輪山登拝も再開していますよ。参道には物産店や飲食店も立ち並んでいるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
(写真提供:大神神社)

■住所:奈良県桜井市三輪1422
■TEL:0744-42-6633
■駐車場:あり
■URL:https://oomiwa.or.jp/

 

「戦艦大和」ゆかりの地。土地の神様を祀る「大和神社(おおやまとじんじゃ)」

大地主・日本大國魂大神を御祭神とする大和神社。長柄駅の近くにある「大地の神様」で、地鎮祭や国家安全なども祈願されます。さらに、境内に山上憶良の歌碑があるように、奈良時代に遣唐使が参詣したとも言われ、交通安全や旅行安全にご利益があります。
戦艦大和の守護神ともされ、境内には石碑が建立されているほか、四季折々の植物も多くみられ、社紋でもある橘や桜、萩、紫陽花などを楽しむことができますよ。
駐車場は一の鳥居をくぐってすぐ左側にあります。緑に囲まれた広く静かな境内で癒しのひとときをお過ごしください。
(写真提供:大和神社)

■住所:奈良県天理市新泉町306
■TEL:0743-66-0044
■駐車場:あり
■URL:http://ooyamatohp.net/

 

御神鶏とのふれあいもできる!物部氏の氏神として信仰されてきた「石上神宮」

山辺の道南ルートの終着点であり、北ルートの出発点でもある石上神宮。日本最古の神社の一つで、物部氏の総氏神として信仰されてきました。3柱の御祭神を総称して石上大神様としてお祀りし、健康長寿、病気平癒、除災招福、百事成就のご利益があると言われています。楼門から拝殿にかけて見通しが良くゆっくりとお参りすることができます。
石上神宮には約60羽の鶏が放し飼いになっているのが特徴。手水舎や神杉の近くにいることが多く、餌を与えたり写真を撮ったりと触れ合いを楽しむことができます。森に囲まれているので、日陰も多く心地よい風を感じながら参拝することができますよ。
駐車場も第2~4まで十分スペースがありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
(写真提供:石上神宮)

■住所:奈良県天理市布留町384
■TEL:0743-62-0900
■駐車場:あり(第2~4駐車場まで)
■URL:https://www.isonokami.jp/

 

女王卑弥呼の墓説もある「箸墓古墳」

箸墓古墳は、邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もあり、日本古代のミステリーの1つです。現在は、倭迹迹日百襲姫命の大市墓として宮内庁で管理されており、実際に埋葬された人物は明らかにはなっていません。箸墓古墳は3世紀始めごろに出現した全長約276mの前方後円墳で、一見すると森のように見えます。倭迹迹日百襲姫命の拝所にお参りにいくこともできますが、駐車場はありませんのでご注意を。古墳の外周近くを運転しながら1周することは可能です。
(写真提供:桜井市観光協会)

■住所:奈良県桜井市箸中
■駐車場:なし

 

個性豊かな新感覚のそうめん専門店「てのべのたかだや」

昭和8年創業の(株)マル勝髙田商店が提案する新感覚のカジュアルなそうめん専門店。木の温もりあふれる店内には、日中あたたかな光が差し込んでいます。カフェスペース「sumen」では、つゆ、麺ともにセレクトしていくスタイル。つゆも、「本格黒つゆ」「海老塩金つゆ」「たっぷり胡桃白つゆ」と定番3種に季節限定が用意され、和出汁以外の味わいを楽しむことができます。麺も太さやコシが異なり、サイドメニューのいなりもチーズやほうじ茶の酢飯など、一味違ったいなりに心が躍ります。そうめん、つゆともに化学調味料・保存料無添加の体に嬉しい素材を使っているのも安心ですね。販売は進物対応も可能です。お土産や季節の贈り物としても喜ばれること間違いなし。
(写真提供:てのべのたかだや)

■住所:奈良県桜井市芝374-1
■TEL:0120-38-3876
■駐車場:あり
■URL:https://www.tenobetakadaya.com/

 

山景を眺めながら楽しむランチ&カフェ「天理観光農園caféわわ」

夜都伎神社から白山神社のほうへ向かう途中に、天理観光農園があります。自然とめいいっぱい遊べる場所として、バーベキューやみかん狩り、山ヨガなどを楽しめるほか、「caféわわ」ではランチや軽食でくつろぎの時間を過ごすことができます。
石窯で焼いた香ばしいピッツアや肉汁がジューシーなハンバーグ、採れたてフルーツのジュースやスイーツなど、素材を活かした丁寧で優しい味わいのお料理の数々をぜひ味わってみてください。席間をゆったりと取った広めの空間に、木の温もりがある店内。旅の疲れを忘れる癒しのひとときとなるはず。駐車場は広めにありますので、ドライブの途中にもおすすめです。
(写真提供:天理観光農園)

■住所:奈良県天理市園原町183
■TEL:0743-66-1663
■駐車場:あり
■URL:http://tenri-kankounouen.com/

 

2022年にオープン!地域の「いいとこ」を集めた「道の駅なら歴史芸術文化村」

天理に来たらぜひ立ち寄ってほしいのがこちら。文化財の修理現場をガラス越しで見学できるほか、産直野菜や伝統工芸品の販売、レストラン、デジタルサイネージを駆使した観光案内所などが集まった道の駅です。奈良の味覚を集めた「文化村にぎわい市場」では、地域の野菜や物産を幅広く扱い、「文化村工芸品館」では奈良の職人の技を集結した伝統工芸を展示販売しています。お土産におすすめですよ!レストランもあるので、ランチにも◎
文化財修復・展示棟、芸術文化体験棟、交流にぎわい棟、情報発信棟の4棟があり、観光客から地域住民、研究者などが幅広い用途で利用できる場所です。奈良のいいとこ・うまいもんを見つけられますよ!
(写真提供:なら歴史芸術文化村)

■住所:奈良県天理市杣之内町437-3
■TEL:0743-86-4420
■駐車場:あり
■URL:https://www3.pref.nara.jp/bunkamura/

 

山の辺の道沿いにあるカフェ「山辺の道 花もり」

三輪山を借景に心地よい風に吹かれながらお料理を味わう「花もり」。大神神社から檜原神社へと向かう道沿いにあります。店内にも数席ありますが、オープンテラス席がメインで山の心地よい空気のなかおいしい食事を楽しめる場所です。
春は木蓮が咲き誇るなかイチゴのスイーツを、夏は名物かき氷と三輪そうめんを、秋は栗ぜんざいで一服しながら、冬は薪ストーブで炊きたてのごはんのお膳を楽しむ。四季折々のこだわりの食材と移り変わる山の木々に、極上の癒しをもらえます。駐車場もなく、車の往来ができない場所ですが、ゆっくりと大神神社近隣を散策する方にはおすすめのリラックスカフェの1つです!
(写真提供:山の辺の道 花もり)

■住所:奈良県桜井市大字茅原222-4
■TEL:0744-46-4260
■駐車場:なし

 

本記事は、おでかけ情報ウェブマガジン「Drive!NIPPON」からの転載です。

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