ヒョンデが年内国内導入予定の新型コナを世界初公開

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フルモデルチェンジしたヒョンデの電気自動車(EV)「KONA(コナ)」が世界初公開された。BセグメントのSUVモデルであり、クラストップレベルの航続距離と先進的な安全性能と利便性を備える。

新型コナのパワートレーンはEV(スタンダード、ロングレンジ)だけでなく、ハイブリッド(HEV)、内燃機関(ICE)と幅広く設定され、スポーティな“Nライン”も用意されている。しかも、ヒョンデでは先に公表した2030年まで新型EVを11車種発表するという電動化加速戦略に合わせ、新型車の開発は従来のようにICEからEVを開発という手法ではなく、EVから先に開発するという異なる手法が取られた。なお、この新型コナのEVは、日本市場にも年内導入が予定されている。

このため、スタイリングはSUVらしいボリューム感を強調すると共に、頑丈でダイナミックなEVを起点とする未来的なものとなった。スポーティなNラインは、ブラックミラー、ウイング型スポイラー、ブラックルーフレールを採用し、前後のデザインをより力強くし、低さを強調するウイング型バンパーやツインエキゾースト、シルバーサイドスカート等を装備する(仕様は市場によって異なる)。

インテリアは、ブランドのユニバーサルアーキテクチャに基づき“リビングスペース”と呼ばれる広いスペースを有する。前席には12.3インチのデュアルパノラミックディスプレイを内蔵した、フローティングホリゾンタルCパッドによって強調され、ハイテクな個性が強調されている。

ギヤセレクターはシフトバイワイヤ式で、センターコンソールからステアリングホイール後方に移された。さらに、ステアリングホイール周辺に全ての操作系を集約することで、コンソール部が広くなると共に、新たな収納スペースも設けられた。ラゲージスペースは最大466リッターの容量が確保されている。

搭載されるバッテリーはプリコンディショニングにより、冬場でも確実な充電と航続距離を確保し、充電ドア凍結防止システムにより、気温マイナス30度でも充電ドアを開けることができる。

双方向に充電が可能なV2L(ビークル・トゥ・ロード)機能を持ち、室内外のコンセントを介してあらゆる機器類への給電が可能になっている。最高出力は3.13kVA(欧州)、1.63kVA(北米)、3kVA(韓国)となっている。

回生システムは、前方の交通状況に応じて回生ブレーキの量を自動的に調整する、スマート回生システムが採用された他、アクセルペダルの踏み込み加減でで、加速から減速、停止までできるi-ペダルも装備されている。

また、OTA(オーバー・ジ・エア)ソフトウェアの継続的なアップデートにより、コネクティビティを次のレベルまで引き上げ、オーナーはコストを節約しつつ常に最新のソフトウェアでクルマをメンテナンスすることができる。

さらに、利便性を高めるものとして、スマートフォンやスマートウォッチを利用してドアロック/解除、スタートが可能になっている。

【主要諸元(※仕様や搭載される機能は国や地域にって異なる)

〈寸法〉全長:4,355㎜/全幅:1,825㎜/全高:1,575㎜/ホイールベース:2,660㎜

〈最大航続距離〉490㎞以上(ロングレンジオプション)

〈ロングレンジ〉:65.4kWhバッテリー/出力:160kW/トルク:255Nm

〈スタンダード〉:48.4kWhバッテリー/出力:114.6kW/トルク:255Nm

〈先進運転支援システム〉

      • 前方衝突回避アシスト
      • ブラインドスポットビューモニター
      • リモートスマートパーキングアシスト
      • ドライバーステータスモニター
      • ブラインドスポット衝突回避アシスト
      • インテリジェントスピードリミットアシスト
      • ドライバーアテンションウォーニング
      • ハイビームアシスト
      • レーンキーピングアシスト
      • レーンフォローアシスト
      • 駐車衝突回避アシスト
      • ハイウェイドライビングアシスト
      • ナビゲーションベーススマートクルーズコントロール
      • サラウンドビューモニター
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