グッドイヤー、 エアレスタイヤ技術をスターシップの自律走行型ロボットに展開

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グッドイヤーは1月21日、Starship Technologies(スターシップ・テクノロジーズ)の自律走行型配達ロボット車両用に非空気式タイヤ(エアレスタイヤーNPT)を開発し、テストを実施していると発表した。

スターシップ・テクノロジーズは、グッドイヤー・ベンチャーズが出資するベンチャー企業の一つで、宅配やフードデリバリー用の自律走行ロボット車両の開発およびその1,000台以上のネットワーク運用をしている。

グッドイヤーは、タイヤの安全性担保とメンテナンスに関するスターシップの要望に応えるため、スターシップの配達ロボット車両のタイヤ寿命を延ばし、メンテナンス作業を軽減するために特別に設計されたエアレスタイヤを開発。

グッドイヤーとスターシップは車両とタイヤの状態を評価するため、ボーリング・グリーン州立大学において実地試験段階に入っており、車両にタイヤを装着した状態での初期試験データでは、トレッド摩耗、ブレーキ、振動減衰に関して良好な結果が得られたとしている。

今回のエアレスタイヤ技術の展開について、グッドイヤー エアレスタイヤ担当シニア・プログラム・マネージャーのマイケル・ラチタ氏は、「私たちは、グッドイヤー独自のエアレスタイヤ構造を新しいモビリティの形へと展開できることに期待しています。フードデリバリーのように迅速な配達を必要とするマイクロ・デリバリーにおいては、通常の宅配等とは異なるニーズがあります。グッドイヤーのNPT技術は、メンテナンスフリーで長持ちするタイヤ管理を実現するこれらのニーズを満たす理想的なものです。」とコメントした。

また、スターシップ・テクノロジーズ メカニカル・エンジニアリング・マネージャーのシム・ヴィラップ氏は、「当社の配達ロボットは、あらゆる天候や地形で毎日何千件もの配送を行っています。当社のサービスに対する需要の高まりに確実に応えるためには、信頼性が高く、24時間、世界中でロボットを動かし続けることができるタイヤが必要です。この新しいタイヤが信頼性だけでなく、当社のビジネス拡大に伴うコスト削減を実現してくれることは素晴らしいことです。」と述べた。

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