マクラーレン・オートモーティブは、新モデルの「McLaren Artura」 を2021年前半に発売すると発表した。なお、最新の情報については、以下サイト(https://cars.mclaren.com)にて順次公開を予定している。
ハイブリッド・パワートレインに関するエンジニアリングの専門性を結集した「ハイ・パフォーマンス・ハイブリッド(HPH)」は、半世紀以上におよぶレーシングカーとロードカーにおけるマクラーレンの知識、経験、エンジニアリング技術を生かして開発された。「McLaren Artura」に適用される電動化技術は、まず2012 年にベールを脱いだハイブリッド・ハイパーカーのMcLaren P1™ で実証され、今年から生産に入ったハイパーGT のSpeedtail においては、マクラーレン史上最速の最高速度403km/h(250mph)を誇り、「McLaren Artura」は上記モデルに続くハイ・パフォーマンス・ハイブリッドシリーズ初となるスーパーカーとなる。
「McLaren Artura」は、プラットフォーム・アーキテクチャー、ハイ・パフォーマンス・ハイブリッド・パワートレイン、ボディのエクステリア、インテリア、最先端のドライバー・インターフェースまで、あらゆる要素において新しく設計されている。新設計のコンパクトなツインターボV6 ガソリンエンジンは、エレクトリックモーターとの組み合わせにより、新しく軽量なハイ・パフォーマンス・ハイブリッドパワートレインを構成し、より大排気量のマクラーレンV8 エンジンのパフォーマンスを保持しながら、低回転域でのトルクレスポンスの向上という新たなメリットも加わることで、躍動感あふれる加速を実現した。また電力のみでの走行も可能で、排出ガスゼロの市街地でも利用できる。
また、新開発のプラットフォーム・アーキテクチャーを採用した最初のモデルとなり、電動化のために最適化された設計・製造においては、イギリスのマクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターが担当している。マクラーレンは、モータースポーツをルーツとする超軽量のエンジニアリング理念を、同車でさらに推進しており、ハイ・パフォーマンス・ハイブリッド・システムの採用により追加された重量においては、シャシー、ボディ、パワートレインの隅々まで軽量化技術を適用したことによりほぼ相殺され、加えてあらゆるマクラーレンが誇る卓越したダイナミクスをベースとした、マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)を採用したことで、クラス最軽量のアドバンテージを実現している。