レクサス、「LEXUS DESIGN AWARD 2023」の受賞4作品を発表

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レクサスは2月2日、国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2023」の受賞作品を発表した。

同デザインコンペティションは、「Design for a Better Tomorrow(より良い未来のためのデザイン)」のテーマのもと、対話と共創を通じて次世代を担うクリエイターの支援・育成を目的として開催。今回は63の国と地域から2,068点の作品応募があり、豊かな社会とより良い未来を創造するためにレクサスが掲げる3つの基本原則「Anticipate(予見する)」、「Innovate(革新をもたらす)」、「Captivate(魅了する)」、さらに「Enhance Happiness(そのアイデアがいかに人々に幸せをもたらすか)」といった観点から、4作品を選出した。同社は今回の受賞作品について、いずれもより良い未来を見据え、サステナビリティ、ダイバーシティなど、それぞれ異なる社会課題にデザインを通じて向き合う提案だとしている。

受賞した4組は、今年のメンターを務めるマーヤン・ファン・オーベル氏、ジョー・ドーセット氏、スズキ ユウリ氏、スマイヤ・ヴァリー氏の4名とのセッションを重ねながら、賞典の一部である制作支援金を活用して、自身の提案を具現化したプロトタイプ制作に取り組み、最終プロトタイプを2023年春に公開する予定となっている。

【「LEXUS DESIGN AWARD 2023」受賞作品】

作品名:Fog-X>

  • 受賞者名:パヴェルス・ヘッドストロム(スウェーデン/活動拠点 : デンマーク)
  • 受賞者経歴:デンマーク王立芸術アカデミーにて建築の修士号を取得した後、建築家としてのキャリアをスタート。既存のエコシステムに対して、デザインを通じた包括的なアプローチを探求している。
  • 作品説明:空気中の霧を集めて1日に10リットルもの水を確保し、テントにも拡張可能なモバイルデバイス。水不足問題を抱える世界中の乾燥地帯でも、このデバイスを使用して水を確保することができる。

作品名:Print Clay Humidifier>

  • 受賞者名:ジャーミン・リュウ(中国)
  • 受賞者経歴:日常生活を多角的な視点で見つめる工業デザイナー。中国出身で学士号を取得後、ドイツのフォルクヴァング芸術大学で修士課程を修了した。現在は、異文化とサステナブル・デザインを主なテーマとしている。
  • 作品説明:不必要になったセラミックを活用した、電力を必要としないサステナブルな加湿器。3Dプリンターで表面積の多いユニークな形状を作り出すことで、吸水性を高めている。片面がフラットな形状のため、壁や窓際に沿って設置することも、複数を組み合わせて広いスペースに設置することも可能な設計になっている。

作品名:Touch the Valley>

  • 受賞者名:Temporary Office、ヴィンセント・ライ(シンガポール/活動拠点 : 米国)、ダグラス・リー(カナダ/活動拠点 : 米国)
  • 受賞者経歴:Temporary Officeは、カリフォルニア大学バークレー校を卒業したヴィンセント・ライとダグラス・リーによるデザインチーム。建築、公共スペース、環境保全、プロダクトデザインなどの境界を越えた様々なプロジェクトに取り組んでいる。歴史に基づく調査と先例を重視ししながらも、合理的かつ遊び心のある方法で、刻々と変化する環境のニーズにデザインを通じて建設的に応えようと努めている。
  • 作品説明:視覚障がいを持つ人が、触れた感覚を通して楽しみながら地形などを学べる3Dパズル。隣り合うピースの形状を組み合わせていく過程で、パズルに触れた感覚から、その地域のスケールの大きさや雄大な自然環境をイメージすることができる。

作品名:Zero Bag>

  • 受賞者名:パク・キョンホ&ホ・イェジン(韓国)
  • 受賞者経歴:パク・キョンホとホ・イェジンは、韓国の漢陽大学ERICAキャンパスで産業デザインを専攻する学生。社会問題や環境問題に強い関心を持ち、デザインを通じてユーザー視点で多様な解決策を見出すことを目指している。
  • 作品説明:水溶性プラスチックに紙状の洗剤を組み合わせた新しい衣料用パッケージ。Zero Bagに入った新しい服をそのまま洗濯することで、パッケージはその特性により溶けて無くなり、不要なプラスチックゴミを減らすことができ、さらに服の表面に付着した化学物質を洗い流すこともできる。

 

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