レクサス、「ミラノデザインウイーク」で持続可能な未来に向けた展示を実施

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レクサスは4月15日、イタリア・ミラノで開催される世界最大のデザインイベント「ミラノデザインウィーク」に出展すると発表した。

本年の「LEXUS: Sparks of Tomorrow」は、同社の人間中心で未来志向のデザインへのアプローチにインスパイアされた3つの企画から構成され、数多くの受賞歴をもつ、建築家でデザイナーのジャーメイン・バーンズ氏によるインスタレーション、国際的デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2022」のファイナリスト6組のプロトタイプ作品展示、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの大学院生による未来のモビリティをテーマとしたコンセプトデザインを展示する。

 

 

【「LEXUS: Sparks of Tomorrow」概要】

◆日時:6月6日(月)~12日(日)、午前11時~午後9時

◆会場:スーパースタジオ・ピュー内アートポイント(Superstudio Più)、住所Via Tortona, 27 20144 – イタリア、ミラノ

◆展示:

  • ジャーメイン・バーンズ氏とアクア・クリエイションズとのコラボレーションによる、レクサスの電動化ビジョンからインスパイアされたインスタレーション
  • 「LEXUS DESIGN AWARD 2022」入賞6組によるプロトタイプ作品展示
  • ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生によるコンセプトデザイン展示

<ジャーメイン・バーンズ氏によるインスタレーション>

ジャーメイン・バーンズ氏はデザインマイアミ2021で発表した、レクサスの電動化ビジョンからインスパイアされたインスタレーション「ON /」のコンセプトを引継ぎながら、ミラノデザインウィークでは、レクサス初のバッテリーEV専用モデルである「RZ」をモチーフに、インスタレーションを進化。1/1スケールで立体的に再現され、光を放ちながら地上に降り立とうとしているRZは、持続可能な未来の到来を表現しており、自然からインスパイアされた芸術的な手作りライトを制作するアクア・クリエイションズ(Aqua Creations)の照明コレクション「Code 130°」のカラフルなペンダントライトがRZを取り囲み、視覚的にもダイナミックで、かつインタラクティブな体験が楽しめるという。

また、同インスタレーションに隣接するラウンジエリアは、アクア・クリエイションズの「ToTeM」コレクションのライトで彩られており、見た目にも美しく、柔らかな光を放つライトに照らされたラウンジには、休憩したり、充電ができるスペースも用意されている。

 

 

<「LEXUS DESIGN AWARD 2022」入賞作品の展示>

「LEXUS DESIGN AWARD 2022」の入賞6作品のプロトタイプを展示。「DESIGN FOR A BETTER TOMORROW」をテーマに、世界中から寄せられた応募作品の中から、レクサスが掲げる3つの基本原則「Anticipate(予見する)」、「Innovate(革新をもたらす)」、「Captivate(魅了する)」、そして「Enhance Happiness(そのアイデアがいかに人々に幸せをもたらすか)」を具現化する、豊かな社会とより良い未来を創造するためのアイデアが本年1月に選出された。

入賞者は、シャーロット・ボーニング(国籍 : 米国・ドイツ/活動拠点 : 米国)&メアリー・レンプレス(国籍 : 米国・ノルウェー/活動拠点 : 米国)、Wondaleaf(マレーシア)、Team Dunamis(ナイジェリア)、ポー・ユン・ルー(シンガポール)、Kristil&Shamina(ロシア)、三國 孝(日本)の6組。受賞者6組は、約3カ月間にわたり世界の第一線で活躍するメンター4名から直接指導を受け、アイデアをブラッシュアップしながらプロトタイプ制作を実施した。

そして、審査員のパオラ・アントネッリ氏(ニューヨーク近代美術館(MoMA)建築・デザイン部門シニア・キュレーター)、アナパマ・クンドゥ氏(建築家/アナパマ・クンドゥ・アーキテクツ創設者)、ブルース・マウ氏(MASSIVE CHANGE NETWORK共同創設者・CEO)、サイモン・ハンフリーズ氏(Head of Toyota&Lexus Global Design)により最終審査が行われ、グランプリ1組を5月12日(木)にオンラインで公開する。

<RCA学生による次世代モビリティコンセプトの展示>

レクサスとロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)によるクリエイティブ・プログラム「2040: The Soul of Future Premium」より生まれた、次世代を担うデザイナーたちによる、先鋭的でラグジュアリーなモビリティコンセプトを展示。

21世紀半ばに向けて、ラグジュアリーモビリティがどのように進化するかを考えるこのプロジェクトは、レクサスとアート・デザインの世界最高峰の研究機関一つであるRCAとのコラボレーションで2021年9月に開始。デザインと研究の双方において卓越したRCAのインテリジェント・モビリティ・デザイン・センターで学ぶ20名の大学院生たちが、ヨーロッパにおける都市生活、社会、人口構成の変化等に対応するための新しいモビリティがどうあるべきか、そしてその中でレクサスが果たすべき役割はどう変わっていくのかを思考し、生まれたモビリティコンセプト。

<INTERSECT BY LEXUS – TOKYOでの連動インスタレーション>

ミラノデザインウィークに先駆け、5月25日(水)より、東京・青山にあるレクサスのブランドスペース「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」において、デザインマイアミ2021でのジャーメイン・バーンズ氏によるインスタレーション「ON /」を一部再構成した展示を実施。次世代レクサスを象徴するBEV(電気自動車)コンセプトカー「LF-Z Electrified Concept」をモチーフに、同社が描く電動化とカーボンニュートラルな未来を表現している。

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