ダイハツのインドネシアの現地法人であるアストラ・ダイハツ・モーター社（以下「ADM」）は11月11日、DNGA初のBセグメント小型車として、7人乗りコンパクトMPV「XENIA（セニア）」を10年ぶりにフルモデルチェンジし発売した。
新型「セニア」は、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA（Daihatsu New Global Architecture）」によるインドネシア第2弾商品。これまでと同様にトヨタグループの新興国小型車事業の一環として、トヨタ自動車へOEM供給を実施する。
「セニア」は、2004年にトヨタとの初の共同開発車として発売し、Bセグメントのコンパクトなボディサイズながら大人7人がしっかり乗れる3列シートの広い室内空間を実現するとともに、抑えた価格設定とした商品。発売からの累計販売台数は、ダイハツがインドネシアで販売する商品において最大となる約68万台を突破している。
今回のフルモデルチェンジでは、プラットフォームを一新し、「セニア」として初めてFF（フロントエンジン・フロントドライブ）レイアウトを採用、従来型から室内長を160mm拡大し、高効率パッケージングを実現。D-CVTを採用し、燃費性能を向上させつつ、高い走行性能を実現したほか、インテリア・エクステリアデザインではよりスポーティな印象に仕上げるとともに、使い勝手の良さも向上させながら、抑えた価格設定としている。さらに、予防安全装備「スマートアシスト（現地名：Advanced Safety Assist）」を導入している。
＜主要諸元＞
＜希望小売価格＞
1億9090万ルピア～2億4270万ルピア［日本円：約153万円～約194万円（1ルピア＝0.008円（11月10日時点）で換算）］
