大井川鐵道、ELかわね路号運転

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大井川鐵道(静岡県島田市)では2021年4月29日(木:昭和の日)を中心とするゴールデンウィーク中に、主軸の「SL列車 かわね路号」ではなく、もう一つの昭和列車「EL(電気機関車)列車 かわね路号」を運転すると発表した。

〈ここがEL列車 ならでは〉
客車は、旧国鉄の旧型客車を使用。座席は2名ずつ向かい合せのオールボックスシートで、車窓をゆったり楽しめる。

現在の鉄道車両は、エアコン完備で客室の窓は閉めきりのものが多くいが、ELかわね路号で牽引する客車は1930年代~50年代に製造されたものでエアコンがなく、代わりに窓が開く。薫風を全身で感じ、季節の風物詩「製茶工場からのお茶製造工程の香り」も楽しめる。

窓が開くことにより、さまざまな鉄道サウンドが聞こえてくる。 重々しい電気機関車のモーター音、 レールの継ぎ目を通過する際のジョイント音、SLの太い汽笛とは異なるかん高いホイッスル汽笛。千頭駅ではまわりの山々にこだまするという。

同社のELは、いつもSL列車の後部補機(後押し)といった地味な仕事が多いが、今回は先頭で主役を務める。

【運転概要】

運転区間:大井川本線 新金谷駅~千頭駅 ※片道距離 37.2㎞
運転日:〈4月〉24日(土)、25日(日)、29日(木)、30日(金)〈5月〉1日(土)、2日(日)、3日(月)、4日(火)

運転時間:新金谷駅発10時38分⇒(千頭駅着 11時54分)/千頭駅発 14時10分(新金谷駅着 15時27分)

列車編成:電気機関車+客車2両(客車両数は予定)

使用機関車:大井川本線電化時から在籍する車両両端にデッキを備えた古豪E10形(昭和24年生まれ)と、西武鉄道から来たE31形(昭和61年~62年生まれ)のどちらか

乗車運賃・ 料金:乗車区間の運賃+EL急行料金(一乗車 大人1名 500円、小人1名 250円)
予約:大井川鐵道公式ホームページの予約フォーム  http://oigawa-railway.co.jp/sl より
◆運転日当日、空席があれば当日券を発売する

問い合わせ:大井川鐵道㈱ 営業部(☎ 0547-45-4112  9時00分~17時00分 年中無休)

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旅行日:4月24日(土)、25日(日)、29日(木)、30日(金)、5月1日(土)、2日(日)、3日(月)、4日(火)
人数:2名以上、日帰り・予約制
旅行代金(1名):大人5700円/小人3000円/幼児(3歳以上未就学児)1500円(含まれるもの 交通費、昼食代、入浴代、保険代)
行程:新金谷駅11時07分→(普通電車)→川根温泉笹間渡駅→川根温泉ホテル(入浴、昼食) 12時00分~14時15分→川根温泉笹間渡駅14時47分(EL かわね路号)→新金谷駅15時27分

〈ポイント(EL列車以外)〉

    • 川根温泉ホテルで静岡県や川根地方の食材にこだわったランチバイキング
    • ランチは2名様で4名様の座席を確保。ゆったりとした空間で
    • 12時27分ごろ、近くの大井川第一橋梁を通るSL列車 かわね路号を見られる

申し込み:大井川鐵道 公式ホームページ http://oigawa-railway.co.jp/ の専用受付フォームより
問い合わせ:大井川鐵道 静岡ツアーセンター (☎ 054-204-0512 平日のみ9時30分~17時00分)

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