日産、「リーフ」からの電力を活用し三陸花火大会の運営をサポート 会場内に設置されるドライブインシアターにも電力供給

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日産自動車は10月30日、岩手県陸前高田市の高田松原運動公園で10月31日に開催される「三陸花火大会」で使用する電力の一部を電気自動車「リーフ」から供給して運営をサポートすると発表した。当日は、会場内に設置される「Drive in Hanabi Theater」での映像機材や音響等をはじめ、花火大会の各所でリーフの電力が活用される。

 

 

今回開催される三陸花火大会は、新型コロナウイルスの拡大により中止を余儀なくされた日本各地の花⽕⼤会の未使用花⽕を全国から集め開催するもので、当日は10,000発の花火が打ち上げられる。

 

当日リーフから電力供給を行うのは、花火大会会場に併設されるドライブインシアターでの映像機材や音響、サブステージの電機機器などで、ドライブインシアターでは、400インチの巨大スクリーンにドローンで撮影する花火の映像を投影し、実際の花火と映像を同時に鑑賞できるプログラムとなっている。また、車内からの鑑賞により密を避けて安心して楽しめるほか、電気自動車の電力サポートにより、静かで排出ガスのないクリーンなイベント運営を実現する。

 

日産と陸前高田市は、2020年7月28日に「ブルー・スイッチ」活動のもとSDGs達成への貢献を目的に、「電気自動車(EV)を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結しており、今回の三陸花火大会へのリーフの活用もこの協定に基づき、『電気自動車の「走る蓄電池」』としての有効性、活用策を市民へ積極的にアピールし、EV普及促進のイベントで連携する、という同協定の取り組みの一環として実施される。

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