トヨタ、2020スーパーGT第6戦鈴鹿でGRスープラが5位で完走

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SUPER GT第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」が10月24日(土)、10月25日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催され、重いウェイトハンデに苦しんだGRスープラ勢は、立川祐路/石浦宏明組ZENT GR Supra 38号車が5位で完走。関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組au TOM’S GR Supra 36号車が7位、国本雄資/宮田莉朋組WedsSport ADVAN GR Supra 19号車が9位でポイント獲得。大嶋和也/坪井翔組WAKO’S 4CR GR Supra 14号車が12位でレースを終了。ノーポイントに終わったが、ドライバーズランキングでは首位を堅守した。

 

最終戦はノーハンデ、そのひとつ前の第7戦は獲得ポイント×1kgのウェイトハンデとなるため、今大会がポイント×2kg(GT300クラスは×3kg)での最後の戦いとなり、シーズンで最も重いハンデを負ってのレースとなった。今季より新型車両としてSUPER GTのGT500クラスに参戦を開始したGRスープラは、第5戦を終えた時点でポイントランキングではトップ2を含む、上位7台のうち5台を占めており、上位ランクならではの重いウェイトハンデを課されてのレース戦となった。外国人ドライバーの来日制限のため、これまで日本人ドライバーにより参戦していたGT300クラスのarto RC F GT3 35号車は、今大会よりレギュラードライバーのショーン・ウォーキンショーと、WEC及びル・マン24時間などの参戦経験も持つマティアス・ベッシェがドライブすることとなった。

 

10月24日(土)に行われた予選では、国本雄資のWedsSport ADVAN GR Supra 19号車が3番手タイムをマークし2列目グリッドを確保。ZENT GR Supra 38号車の立川祐路が7番手、ランキングトップで最も重いウェイトハンデを負うWAKO’S 4CR GR Supra 14号車は10番手、同2位のKeePer TOM’S GR Supra 37号車が11番手。au TOM’S GR Supra 36号車が12番手、DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が14番手からから決勝レースに臨むこととなった。

 

25日(日)の決勝では、3番手グリッドの19号車国本がスタートでのポジションアップを狙ったが届かず3位をキープ。その後方では7番手スタートの38号車立川が6位へとひとつ順位を上げ、2周目には11番手スタートの37号車キャシディが前を行く14号車をパスし、12番手スタートの36号車フェネストラズもこれに続いた。38号車の立川が3周目に5位となり、7周目には4位へ浮上。37号車、36号車は10周目には9位、10位とポイント圏内に入った。

 

38号車立川は18周目に表彰台圏内の3位となり、その直後ピットインしようとした37号車キャシディがピットロードで前車に追突。37号車は車体前部にダメージを負いながらも平川へと交代しピットアウト。レースがドライバー交代規定の3分の1を過ぎたことで次々にピットインしていく中、5位走行中の19号車が21周目に突然右前タイヤのパンクに見舞われスローダウン。大きく順位を落とすこととなった。21周目に38号車がピットへ向かい、GRスープラ勢では39号車のみがピットを残す状況となった。

 

22周目にはGT300クラス車両がクラッシュしたことでセーフティカーが導入され順位が入れ替わり、GRスープラ勢では36号車が6位、38号車が7位、39号車が8位、37号車9位、14号車が11位、19号車が14位となった。27周目に再スタートが切られると、37号車は先の接触によりドライブスルーペナルティを課せられ、ペナルティを消化し一旦はコースへ復帰したものの、接触によるダメージは大きく、再びピットへ戻りそのままリタイアとなった。

 

後半戦では、43周目に6位の38号車が5位へとポジションアップし、そのままフィニッシュ。36号車が7位。19号車が9位でポイント獲得した。今大会の結果、14号車は12位でノーポイントに終わったが、同じくノーポイントの37号車とともにランキング1位、2位の座は守る結果となった。

 

GT300クラスでは、95号車が5位、60号車が14位、31号車が18位、35号車が19位、30号車が20位という結果となった。なお、244号車は練習走行でクラッシュし決勝は欠場となった。

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