日産は8月13日、ABB FIAフォーミュラE選手権第10戦ベルリン大会に参戦し、オリバー ローランド選手が今シーズンのチーム初優勝を飾ったことを公表した。
ローランド選手は予選でポールポジションを獲得し、決勝においても全周回にわたってトップを維持して、フォーミュラEにおいて初優勝を飾った。なお、セバスチャン ブエミ選手は予選22位からスタートして、決勝は10位で完走した。日産e.damsは、今回のレースで29ポイントを獲得してチームランキング2位を維持し、ローランド選手は今大会の優勝により、ドライバーズランキングで2位に浮上した。
日産のグローバルモータースポーツダイレクターのトマソ ヴォルペ氏は、「今日は素晴らしいレースで、ローランドが感動的な勝利を飾りました。優れたエネルギーマネジメントによって予選、決勝ともに速さを見せ、フォーミュラEにおける完璧なレース展開でした。今日の勝利でチームはさらに勢いを増して明日の最終戦に臨み、チームランキングの2位確保を目指します」とコメントした。
また、オリバー ローランド選手は、「チームには感謝してもしきれません。今回の優勝は、私のキャリアの中で最大の勝利であり、特に参戦しているドライバーたちの高いレベルを考えると、これ以上の勝利はありません。このようなトップドライバーたちを相手に戦い、優勝できたことは本当に素晴らしいことです。今シーズンは自信を失って、コンマ2~3秒ほど差をつけられてしまうことが何度かありましたが、前レースでスーパーポールセッションに進出し、3番手からスタートしたことが良いステップになりました。今ではすべてがうまくいっています。チームは本当に良くやってくれていますし、マシンは最高です。今シーズンの終盤はずっと好調なパフォーマンスを維持しており、この勢いを来シーズンにつなげていきたいです。」と語った。