ブリヂストン、建設・鉱山車両用タイヤ 「ブリヂストン マスターコア」を発表

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ブリヂストンは、鉱山の生産性向上に貢献する建設・鉱山車両用タイヤ(以下、ORタイヤ)「Bridgestone MASTERCORE(以下、MasterCore)」を発表した。なお、超大型の63インチより展開を始めており、2021年以降順次販売を拡大していく。

 

ブリヂストンは、今回発表した「MasterCore」について、内製スチールコードをはじめとした素材、構造、製造技術を含むブリヂストン独自の新技術を結集し、他の性能を犠牲にすることなく強靭な耐久性能を実現。カスタマーごとに異なる鉱山の現場やオペレーションの計画に合わせて「カスタマイズ」することで、最適な性能を提供することが可能な新商品であると説明している。また、タイヤの機能的な価値の選択が可能な「カスタマイズ」を通じ、その性能を最大限に発揮させることで、車両稼働時間の最大化や車両運搬効率の向上といったカスタマーの生産性向上に貢献すると述べている。

 

ブリヂストンは、「MasterCore」という新商品に、すでに世界各地に展開しているORタイヤのスペシャリストであるソリューションエンジニア、そして、それを支えるマイニングソリューションセンターを通じた現場密着のサービス、iTrackソリューション事業という「リアル」と「デジタル」を掛け合わせて、将来に向けて鉱山オペレーション全体を支えていくことを目指すと述べた。

 

<「MasterCore」を構成する具体的な技術概要>

  1. ブリヂストン独自のスチールコードコーティング技術「Metal Surface Coating Technology」をタイヤの骨格部材に搭載。従来ゴムに配合していた接着触媒をスチールコードの回りにコーティングすることで、スチールコードとゴムの接着力を画期的に向上
  2. ブリヂストンで開発し生産する内製の防錆スチールコード
  3. 接着触媒を大幅に低減することで、ゴム自体の強度を格段に向上させた新ゴム配合
  4. 空気の流れを制御してタイヤ踏面を冷やす空冷技術を搭載したタイヤパターン
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