東北道上りの蓮田SAが規模を拡大してオープン 一般道からの利用も可能 生鮮食品も販売

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NEXCO東日本は、東北道・上り線に建設を行っていた「蓮田サービスエリア」を7月29日にオープンした。従来から約2.5km東京寄りにオープンした新蓮田SAは、従来の蓮田SAに比べて小型車駐車マスを約2.5倍(352台)、大型車マスは約4倍(127台)とし、慢性化していた混雑緩和も期待される。

約2倍の規模となった商業施設は「Pasar(パサール)蓮田」として営業し、22店舗のうち11店舗が高速道路初出店、4店舗がNEXCO東日本管内初出店となり、フードコートは約330席が設けられた。高速道路のSAやPAは高速に乗らないと利用できない場合が多いが、ここは一般道からも利用できることも大きな特徴。一般道からの来場用に約90台分の駐車スペースが用意され、近隣の人々なども気軽に利用できる。

さらに、SA・PAでは初となる青果・精肉・鮮魚の生鮮食品も取り扱うので日常の買い物といったニーズにも対応するほか、蓮田や埼玉の地場品なども店頭に並べて地域の魅力もアピールしていく。

加えて、首都直下地震や大規模広域災害が発生した際には、自衛隊や消防・医療機関といった緊急出動機関の前線基地として場所を提供。フードコートに電源やWi-Fiを備えたほか、断水時に活用できる井戸、自家発電設備、ヘリポートを備え、地域の防災拠点としての役割も担う。

内覧会で挨拶したネクセリア東日本の猪俣理恵総館長補佐は「一般道側の駐車場を整備するだけでなく、JR蓮田駅からPasar蓮田までのシャトルバスを運行するので高速道路を利用するお客さまだけでなく、一般道からの皆さまにも大変便利な施設です」と新SAの利便性の高さを語った。

また、内覧会のゲストとして、“大食いグルメタレント”で知られNEXCO東日本SA・PAグルメアンバサダーを務めるもえのあずきさんも登場。埼玉名物の肉汁うどんを試食したほか「美味しい食事を食べられるだけでなく、SAで鮮度の高い食材を買うことができるのはびっくりしました」と、驚きながら新しくなった蓮田SAをアピールした。

【主な飲食店】

・レストラン

■牛たん炭焼利久(高速初出店)

牛たんの本場・仙台に本店を置く専門店。牛たんはスライスから味付け、熟成に至るまで熟練の職人よる手作業で行われている。

営業時間:11時~21時30分 ラストオーダー21時

 

・フードコート
■翁の郷

地元蓮田の製麺会社の特性麺を使用したうどん・そば専門店。コシのある麺が特徴の埼玉名物「肉汁うどん」など麺にこだわったメニューが満載だ。

営業時間:24時間

 

■ひのでや食堂

明治18年に創業した蓮田でも屈指の老舗がプロデュースする定食・丼専門店。地元食材を活かしたメニューを気軽に楽しめる。

営業時間:7時~21時30分 ラストオーダー21時

 

■伝説のすた丼屋(NEXCO東日本初出店)

東京・多摩発祥の元祖すたみな丼の店。秘伝のニンニク醤油タレに絡めたジューシーな豚バラ肉を大盛りご飯に盛った「すた丼」をはじめ、ボリューム満点のメニューを用意する。

営業時間:7時~21時30分 ラストオーダー21時

 

■せたが屋

東京・世田谷に店舗を構え、20年間愛されてきた魚介醤油ラーメンの人気店。厳選した煮干しや鶏肉をふんだんに使ったスープが特徴となっている。

営業時間:7時~23時30分

 

■韓美膳(ハンビジェ、高速初出店)

本場の味をリーズナブルに味わえる韓国料理専門店。定番の石焼きビビンバ、スンドゥブをはじめ、バラエティに富んだメニューを用意する。

営業時間:10時~21時30分 ラストオーダー21時

■鳥どり(高速初出店)

首都圏に20店舗以上展開する「鳥どりグループ」が運営する鶏料理専門店。看板んメニューのつくば鶏の焼き鳥丼など、鶏肉本来の旨味を味わえる料理を揃える。

営業時間:8時~22時30分 ラストオーダー22時

 

・ベーカリー
■アンデルセン(NEXCO東日本初出店)

昭和42年に広島で創業したベーカリー。季節限定商品から、人気のハート型デニッシュ「デニッシュハート」は手土産にも最適だ。

営業時間8時~20時

 

・テイクアウト
■日本橋一平(高速初出店)

昭和4年創業の伝統を持つおでん・和食の「一平」による揚げかまと自慢の黄金出汁のテイクアウト専門店。新たに開発したオリジナルの揚げかまは注目の一品。

営業時間9時~21時

■たいやき神田達磨(高速初出店)

元祖「羽根付きたいやき」が看板メニューのたい焼き専門店。お煎餅のようなパリパリの薄皮と、もっちり生地の二つの食感を楽しめる。

営業時間:9時~21時

【蓮田サービスエリア 動画紹介】

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