【ワンダー速報】RAV4 PHV&新型ハリアー、さらに日本未発売のハイランダー試乗! 乗り比べてわかった違いとは?

試乗レポート

トヨタの新型SUV一気乗り! 横浜で開催された新型ハリアーとRAV4 PHVの試乗会に参加させていただきました。

本来ならハリアーとRAV4 PHVの乗り比べのはずが、その場にはなんと日本未発売のハイランダーまで置いてあるじゃないですか!

これは乗らない手はないですよね!ということでついでにハイランダーまで試乗させてもらいました。

3車を乗り比べてわかった違いをレポートします!

RAV4 PHV、ハリアー、ハイランダーというトヨタのSUV3台を乗り比べられるまたとない機会となった

■まずはRAV4 PHVから試乗! 結論から言えば走りはコレがベスト!

まず試乗させてもらったのがRAV4 PHVです。

見た目は通常のRAV4とそれほど大きな変化はありませんが、各部がPHVモデル専用のパーツがあしらわれています。

RAV4 PHVの外観は、ノーマルに比べてピアノブラックやメッキのパーツが増えるなど上質さが増している

エクステリアではグリル周りにメッキのフレームが付いたり、フロントリップスポイラーが付いたり、グリルやフェンダーアーチがクリア塗装されていたりと、通常のRAV4よりも都会派というかラグジュアリーな雰囲気をまとっています。

内装においては大きな変化は無いのですが、専用の赤いステッチが付いたり、RAV4の初期モデルにはなかったヘッドアップディスプレイや後席シートヒーター、助手席パワーシートなども装備されています。

私はRAV4のガソリンモデルG Z packageに1年弱乗っていましたが、いざ試乗してみると、これは完全に別物ですね。

走り始めた瞬間にわかるボディ剛性の高さと走りのしっかり具合は、輸入車SUVのラージクラスと比較しても劣らないほど。床下にバッテリーを積んでいるからか、路面からの不快な振動はすべてシャットアウトされていて、乗り心地が良いだけでなくスッキリとした乗り味になっています。

このスッキリ具合はBMWのX3辺りと比較しても負けていないかも。そして、アクセルを踏めばシステム最高出力225kW(306PS)というハイパワーがホイールスピンを発生するほど力強く加速します。

EVホールドのSPORTモードが一番力強いとのことでしたが、通常のAUTOハイブリッドモードでも十分すぎるほど速く、0−100km/hが6秒という俊足は下手なスポーツカーすらぶっちぎれるほど。箱型のSUVとは思えないですよね(笑)

RAV4 PHVの走りは国産SUVの概念を変えるほど素晴らしいものだった。この動的質感を他の車種にも実現して欲しいところ。

RAV4 PHVの走りの良さにはかなりの感動で、その後に試乗したハリアーハイブリッドやガソリンは正直どうでも良くなってしまうほど、その走りの質感は大きく異なっていました。

本来ならハリアーの走りの質も相当良くなっていますが、比較にならないほどRAV4 PHVが良かったんですよね。ステアフィールもどっしりとしていて通常モデルのゆったりふんわりとしたものとは全く異なっていましたし、アクセルに対するトルクの付きや、回生ブレーキながらしっかりと効くブレーキフィールなども国産車離れした動的質感となっていました。

RAV4 PHVの価値は、プラグインハイブリッドとしてEVのように使えたり、災害時などに家電に供給できる充電設備になったりすることだと思っていましたが、走りの質感だけで選んでもいいと思えるほど、そのドライブフィールが素晴らしかったんですよね。これは本当に衝撃的でした。

RAV4 PHVは急速充電にはあえて対応してないとのこと。充電スタンドをEVに譲る考えだが、そもそもインフラが足りていないということ。マンション暮らしにとっては購入するメリットが無くなる。

ただ残念なのは、RAV4 PHVは予想以上に売れてしまい、バッテリーの供給が追いつかず受注が一時中止になっているとのこと。

出来の良いクルマだけに、生産も安定すると良いですね。

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