MONET・越前市・福井鉄道、次世代モビリティサービスに係る連携協定を締結

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MONET Technologies、福井県越前市、福井鉄道の3者は、次世代モビリティサービスに係る連携協定を締結したと発表した。

 

越前市は、観光振興推進事業の一環として、2023年春に予定されている北陸新幹線南越駅(仮称)の開業までに実施するべき取り組みを盛り込んだ「越前市観光振興プラン」を策定しており、その具体的な取り組みとして、観光客の利便性向上を目的とした、二次交通の充実やインバウンド対策などの検討を進めている。3者は、今後上記協定に基づく組織的な協力体制の下、観光振興や地域経済の活性化に向けて、次世代モビリティサービスを活用した取り組みを推進していくと述べている。

 

【「次世代モビリティサービスに係る連携協定」 概要】

◆目的:次世代モビリティサービスに関する先進的な技術開発や実証実験を通して、誰もが安全で快適に移動できるまちづくりを推進する

◆連携事項:

  1. インバウンド事業を推進するための次世代モビリティサービスの実装に向けた実証実験の実施
    今後、日本での国際的なスポーツイベントの開催や、北陸新幹線南越駅(仮称)の開業が予定されていることに伴い、訪日外国人の来訪者数の増加が見込まれることから、市内の駅や宿泊施設、観光地を快適に移動できるオンデマンドシステムを活用したモビリティサービスの実証実験を行う。
  2. 地域経済活性化に貢献する次世代モビリティサービスの検討
    越前市への来訪者が気軽に利用でき、市の観光消費の増加と産業の活性化につながる次世代モビリティサービスを検討。
  3. その他、目的を達成するために必要と認める事項
    観光だけでなく、高齢者の域内移動や買い物支援など、市民のニーズに適合した次世代モビリティサービスを検討。

◆今後の取り組み:二次交通の充実による観光客の利便性向上を図るため、2020年3月の土日に越前市を訪れた観光客のモニターを対象に、MONETの配車プラットフォームと多言語に対応したスマホ向けウェブアプリを活用したオンデマンドバスの試験運行(無償)を実施する。この試験運行で得た知見や実績を基に、運行形態や有償化などの検討を行っていく予定。

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