[マツダ・CX-3]
2015年に登場したコンパクトクロスオーバー。登場時は1.5Lディーゼルエンジンのみのラインアップで、国内唯一のディーゼル専用車として話題を集めたのも記憶に新しい。その後、17年には2Lガソリンエンジンも追加、18年の大幅改良でディーゼルエンジンを1.5Lから1.8Lに換装している。
現在搭載しているディーゼルエンジンは、1.8Lターボの「SKYACTIVE-D1.8」でMAZDA3に搭載しているものと同型の最新ディーゼルエンジン。最高出力116ps、最大トルク270Nmを発揮する。WLTCモード燃費は20.0~23.2km/L。ガソリン車のトランスミッションは6ATのみだが、ディーゼルなら6MTも選ぶことができるのも魅力といえるだろう。
ディーゼルエンジン搭載車の価格は248万1600円~315万1786万円。
[マツダ・CX-30]
MAZDA3に続くマツダの新世代商品第2弾として登場したクロスオーバーSUV。パーソナルユースに適したCX-3よりもボディサイズがやや大きく、ファミリーユースにも最適な居住空間を備えている。
ベースとなっているのはマツダ3で、搭載するエンジンも同じ1.8Lのディーゼルターボ「SKYACTIV-D1.8」。最高出力116ps、最大トルク270Nmを発揮する。WLTCモード燃費はFFで19.2km/L、4WDで18.4km/L。
ディーゼルエンジン搭載車の価格は288万7500円~330万5500円。
[マツダ・CX-5]
マツダSUVラインアップの中核となるミドルクラスのクロスオーバーSUV。現行モデルは2代目で17年に登場している。
ディーゼルエンジンはマツダ6と同型の2.2Lの「SKYACTIV-D2.2」を搭載。最高出力190ps、最大トルク450Nmを発揮し、WLTCモード燃費はFF/6MT車で19.4km/L、FF/6AT車で17.4km/Lを実現。走りの良さと経済性を両立している。
ディーゼルエンジン搭載車の価格は293万7000円~365万7500円。
[マツダ・CX-8]
マツダの国内向けクロスオーバーSUVラインアップの最上位となるモデル。3列シートを備え、ミニバン的な使い方も可能としているのが大きな特徴だ。
2列目シートは2タイプあり、キャプテンシート仕様は6人乗り、ベンチシート仕様は7人乗りとなる。
ディーゼルエンジンはCX-5と同じ2.2Lディーゼルターボを搭載している。パワーは同じだが車両重量が重いため、WLTCモード燃費はFFで15.8km/L、4WDで15.4km/Lとなっている。
ディーゼルエンジン搭載車の価格は、382万8000円~467万600円。
[三菱・エクリプスクロス]
スタイリッシュなクーペフォルムを採用したコンパクトSUV。18年の発売時はガソリン1.5L直噴ターボのみの設定だったが、19年6月にクリーンディーゼルエンジンが追加された。
搭載されるディーゼルエンジンは、デリカD:5と同型の2.2Lターボ。最高出力145ps、最大トルク380Nmを発揮する。
排出ガスの浄化には尿素SCRシステムを採用している。駆動方式はガソリン車にはFFも設定されているが、ディーゼルは4WDのみとなっている。
燃費性能は14.2km/L(WLTCモード)。
ディーゼルエンジン搭載車の価格は、311万8500円~346万6100円。
[三菱・デリカD:5]
本格的な悪路走破性を備える国産唯一のミニバンとして高い人気を誇るモデル。
2007年の登場だが、ディーゼルエンジンは12年に追加。19年2月には大幅なマイナーチェンジを行い、特にフロント周りのデザインが一新され、話題を集めたのも記憶に新しい。なおデリカD:5にはガソリン車もあったが、19年10月に生産終了済。ということで現在はディーゼル専用ミニバンとなっている。
搭載するエンジンは2.2Lの直噴ターボ。排気量やエンジン型式は12年の搭載時から変わらないが、19年の大幅MCと同時に主要部品の約5割を改良するなど大きく手が入れられ、また三菱車としては初めて尿素SCRシステムを導入するなどして基本性能が向上している。
最高出力は145ps、最大トルクは380Nm。燃費性能は12.6km/L(WLTCモード)。駆動方式は全車4WD。
価格は391万3800円~447万2600円。