日産と相模原市、相模原市津久井地域の店舗や温浴施設等観光地でのEV優遇施策を開始

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日産自動車、神奈川県相模原市、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売の5者は1月26日、相模原市津久井地域の店舗や温浴施設等観光地におけるEV優遇施策を2月1日より開始するとともに、同施策のPRを実施すると発表した。

相模原市で開始する同施策は、EV利用者が対象となる店舗や温浴施設等での特別割引、プレゼント等を提供するEV優遇施策。

相模原市は政令指定都市としては初となる「さがみはら気候非常事態宣言」を表明後、2023年4月には企業、団体、市民、行政等あらゆる行動の主体が連携、協力し、地球温暖化対策を推進するため「さがみはら地球温暖化の防止に向けた脱炭素社会づくり条例」を施行。また、上記条例に基づき2023年11月に相模原市地球温暖化対策計画を改定し、2050年のCO2排出量実質ゼロに向けた取り組みを積極的に推進している他、SDGs未来都市として、市民、企業、団体、行政等の連携体制を強化し、都市と自然が調和した「誰一人取り残さない」持続可能なまちづくりを進めている。

また日産自動車は、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、EV普及を通じ、脱炭素化、エネルギーマネジメント、災害対策、サステナブルツーリズムの促進、地方での交通課題などの地域課題の解決等、日本が抱える課題を解決するため、全国の自治体や企業と協力して社会の変革を推進。

走行中のCO2排出ゼロであるEVを観光地で優遇する施策は、2021年3月に阿蘇市内にある阿蘇くじゅう国立公園、2022年9月に佐世保市、2024年10月には一般社団法人日本観光自動車道協会に属する全国18の観光自動車道路へと拡大しており、相模原市での取り組みは神奈川県内では初となる。

なお、Nissan Connect EVアプリの利用者は電気自動車利用証明として「ブルー・スイッチカード」の掲示でも本サービスを受けることが可能。

相模原市と日産グループは2021年1月にEVを活用した災害連携協定を締結しており、今回の観光施策により更に連携を強化し、EVの普及による相模原市の脱炭素化と観光促進に取り組んでいくと述べている。

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