日産自動車と遊佐町、電気自動車を活用し地域の強靭化を目的とした連携協定を締結

all 業界ニュース

山形県飽海郡遊佐町、日産自動車、山形日産自動車販売の3者は12月15日、電気自動車(EV)を災害時の電力源として活用し、町の強靭化を図ることを目的とした連携協定を締結したと発表した。

遊佐町は、町内において災害が発生した場合の大規模停電を想定し、被災者の安心・安全を図るために、携帯通信端末への充電等、避難所における電力供給源の確保を推進。

また日産自動車では、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題等の地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しているのに加え、SDGsの達成やEVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業と共に活動を行っている。

今回は、日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」と遊佐町の停電時の電力供給源の確保に向けた取り組みにお互いが賛同し、協定締結が実現した。

【連携項目と取り組み内容】

①EVの普及促進、利活用に関すること

  • EVの普及促進を図るため、遊佐町、日産自動車、山形日産自動車販売は、EVの「走る蓄電池」としての活用を通じて、町民の環境・防災意識向上を目指す。

②災害におけるEVの活用に関すること

  • 遊佐町で災害を起因とする停電が発生した際、町が指定する避難所等でEVを電力源として活用するため、日産の販売会社の店舗に配備しているEVを無償貸与する。
Tagged