日産自動車、「第39回 日産 童話と絵本のグランプリ」大賞作品を出版

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日産自動車は12月15日、23年3月に「第39回 日産 童話と絵本のグランプリ」で大賞を受賞したコウタリ リンさんの童話「あたしは本をよまない」と、うめはら まんなさんの絵本「なんかひとりおおくない?」を、本日BL出版株式会社より出版したと発表した。両作品は、書店やインターネットを通じて販売する。

日産 童話と絵本のグランプリは、一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団が主催するアマチュア作家を対象とした創作童話と絵本のコンテスト。同グランプリでは、才能ある新進作家の育成をサポートするとともに、子どもたちに良書をお届けすることを目的に、これまで39年間で73作品を出版。日産は、社会貢献活動を通じて、次代を担う子どもたちへの支援に一貫して取り組んでおり、同グランプリに第1回(1984年)から協賛している。

2022年度に実施された第39回のグランプリでは、コウタリ リンさんの童話「あたしは本をよまない」が、童話部門1,806編の応募作品の中から大賞に、また、うめはら まんなさんの絵本「なんかひとりおおくない?」が、絵本部門361編の応募作品の中から大賞に選出。また、今回の出版にあたり、童話「あたしは本をよまない」には、同グランプリ第22回絵本部門の大賞を受賞した、ちば みなこさんの挿絵を採用した。

日産は、第1回のグランプリから、累計で28万冊以上の出版作品を国内外の図書館や学校等に寄贈しており、今回も国内では約3,500の図書館と、同社の事業所近隣の約900の保育園や幼稚園等に、海外では同社の事業所周辺の日本人学校や日本語補習校への寄贈を予定している。

なお、40周年を迎えた今年度の「第40回 日産 童話と絵本のグランプリ」の作品募集は、10月31日をもって終了致しました。入賞作品の発表は、2024年3月初旬を予定しています。

【絵本の概要】

◆「あたしは本をよまない」

読書が苦手な小学生の女の子が、本を通じて友情を育むお話。主人公のユイちゃんをはじめ、クラスメートや転校生のキャラクターが生き生きと描かれており、ストーリー全体の構成力やタイトルの面白さも高く評価された。

◆「なんかひとりおおくない?」

いとこたちが夏におじいちゃんの家に集まったときのお話。藁ぶきの古民家や座敷童の出てくる雰囲気を、銅版画にてモノクロで見事に表現しているところが評価された。

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