日産、EVコンセプトカー第二弾「ニッサン ハイパーアドベンチャー」(デジタルモデル)を発表

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日産自動車は10月10日、EVコンセプトカーの第二弾となる「ニッサン ハイパーアドベンチャー」(デジタルモデル)を発表した。ジャパンモビリティショー2023(開催場所:東京ビッグサイト、一般公開日:2023年10月28日~11月5日)に出展を予定している。

なお、同ショーに向けた特別企画として、10月25日までの期間、YouTubeの日産アカウント(https://www.youtube.com/watch?v=EZ8frDlyPZI)にて、“夜のドライブで聴きたいNight Drive Chill Mix with Nissan”をストリーミング配信しており、映像中には今回発表したコンセプトカーも登場している。

今回発表したニッサン ハイパーアドベンチャーは、自然を愛し、環境に配慮したライフスタイルを送りながら、アウトドアを思う存分楽しみたいカスタマー向けに開発が行われた、多様なアウトドアニーズに対応可能な本格SUVだという。

大容量バッテリーやV2X(Vehicle-to-Everything)機能を搭載。長時間のドライブやアウトドアアクティビティを楽しむための電源として使用できる他、バッテリーに蓄えた電力の自宅への供給(Vehicle-to-Home)および、車両から電力を電力網に供給(Vehicle-to-Grid)することで地域の電力インフラを支援する。さらに、電動駆動4輪制御技術“e-4ORCE”も搭載し、雪山や山道等での力強い走行性能を実現している。

外装は、ダイナミックな面構成のボディパネルがアクティブさを表現し、ボディサイドに採用した特徴的な斜めのキャラクターラインが広々としたキャビンを強調。フロントバンパーからフロントガラスに空気が抜けるエアダクト、スムーズなルーフラインからサイドウィンドウ、Cピラーまでを一体化させ、グラスエリアと車体後部を段差のないフラッシュサーフェスデザインとすることで、高い空力性能を実現。ホイールとフロント・リヤバンパーは、スノーギアであるアイゼンからインスピレーションを得た形状を採用し、雪道や悪路を掻き進むような力強さを主張している。

内装では、インストルメントパネル前方にピラー間をつなぐワイドなディスプレイを搭載。フロントガラスにカメラでとらえた車外の状況を映し出すことにより、運転時にはボディが透けたような大きく開けた視界が目の前に広がり、車内外の空間がシームレスにつながる感覚を味わえるという。さらに、後部座席はボタン操作で簡単に180度回転する他、バックドア開口部にはデザインと機能性を両立したラダー状のステップを備えている。

 

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