UDトラックス、「クオン」1,539台をリコール ブレーキが効かない、または火災のおそれ

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UDトラックスは12月17日、「クオン」の電制エアドライヤー(セントラルシャシ入出力モジュール)に不具合があるとして1,539台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和3年3月5日~令和3年12月1日。

不具合の部位は電制エアドライヤー(セントラルシャシ入出力モジュール)で、大型トラクタの電制エアドライヤーにおいて、セントラルシャシ入出力モジュールのエアドライヤー再生プログラムが不適切なため、当該ドライヤー乾燥再生動作が適切な頻度にて行われず高湿度の圧縮空気が供給先のエアタンク及びトレーラーブレーキ回路内で結露し凝縮水が生成される。そのため、そのままの状態で使用を続けると、高湿度の圧縮空気が各回路に供給され結露によるシステム異常等の警告メッセージが表示され、最悪の場合、トレーラー側ブレーキ回路内で凝縮水が凍結し、トレーラー側の主ブレーキが効かない、または駐車ブレーキ引きずりにより火災に至るおそれがある。 改善措置は、全車両でセントラルシャシ入出力モジュールのプログラムを、対策プログラムに書き換える。また、初年度登録から2カ月以上経過した車両は、エアドライヤーのエア出力ポートを点検し乾燥剤の粒子等が付着している場合は、エアドライヤーカートリッジを新品に交換する。

不具合の件数は42件発生している。

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