日産と新潟県、「電気自動車を活用した災害時対応及び脱炭素社会の実現に関する協定」を締結

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新潟県、日産自動車、新潟日産自動車、新潟日産モーター、日産サティオ新潟、日産サティオ新潟西、日産プリンス新潟販売の7者は9月8日、「電気自動車を活用した災害時対応及び脱炭素社会の実現に関する協定」を締結したと発表した。同社と新潟県内の自治体との連携協定締結は初となる。

新潟県は、“住んでよし、訪れてよしの新潟県”の実現に向け、近年の激甚化・頻発化する自然災害を見据えた防災対策の推進に取り組んでおり、その一つとして、災害時の非常用電源の確保対策を進めている他、昨年3月に策定した「新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略」により乗用車の脱炭素化の促進として、「新潟県次世代自動車の普及の促進に関する条例」に基づき、EV等に関する普及啓発や、事業者・市町村と連携した導入促進等に取り組んでいる。

また日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しているのに加え、SDGsの達成やEVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業との共創を行っている。

今回は日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」と新潟県が進める防災対策や脱炭素社会の実現に向けた取り組みにお互いが賛同して協定締結が実現した。両者は今回の協定締結を機として、EVの災害時活用や普及促進による脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進め、その先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向けて共創すると述べている。

【連携項目と取り組み内容】

①災害時におけるEVの活用に関すること

  • 新潟県で災害を起因とする停電が発生した際、県が指定する自治体の避難所等でEVを電力源として活用するため、日産の販売会社の店舗に配備しているEVを無償貸与する。

②EVの有用性の周知、普及促進に関すること

  • 災害時におけるEVの有用性の周知及び脱炭素社会の実現に向けてEVの普及促進を図るため、新潟県、日産自動車および新潟日産自動車、新潟日産モーター、日産サティオ新潟、日産サティオ新潟西、日産プリンス新潟販売は、平時から連携して、県民の防災・環境意識向上のための普及啓発活動に取り組む。

 

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