三菱自動車、新型コンパクトSUV「エクスフォース」を世界初披露 -

三菱自動車は、新型コンパクトSUV「エクスフォース」を第30回インドネシア国際オートショーで世界初披露した。同モデルはミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア（所在地：西ジャワ州ブカシ県）で生産され、インドネシアで販売を開始した後、ベトナム、フィリピン等の他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカでの展開を計画している。

新型エクスフォースは、「Best-suited buddy for an exciting life（毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒）」をコンセプトに、アセアン地域におけるコンパクトSUVのニーズを汲み取って開発された5人乗りのコンパクトSUV。

“Silky & Solid”をコンセプトに開発された内外装デザインを採用し、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広い居住空間や多彩な収納スペース等の優れた快適性や実用性、さらにさまざまな天候や路面に対応できる高い走破性を実現している。

パワートレーンでは、1.5リッターDOHC 16バルブ MIVECエンジンを搭載し、高効率CVTを組み合わせることで、力強くキレのある加速感や、低燃費と高い静粛性を実現。サスペンションは、アセアン地域の路面状況を再現した国内のテストコースでの走行試験に加え、現地の路面環境でチューニングを繰り返し開発することで、悪路にも対応する快適な乗り心地を実現した。

また、三菱自動車初採用となるウェットモード、ノーマル、グラベル、マッドの4つのドライブモードを設定。路面状況に応じて、前左右輪の駆動力を調整して高い操縦性を実現するアクティブヨーコントロール（AYC）、タイヤのスリップを制御するトラクションコントロール、エンジン制御、パワーステアリング制御を統合制御することで、さまざまな路面状況に対応する。

外装では、デザインコンセプトに合わせてフェイスデザインの“ダイナミックシールド”を進化し、奥行き感のあるスポーティな外観とした他、三菱車特有のアイコニックなデザインのT字型のLEDデイタイムランニングランプおよびLEDテールランプ、彫刻的な前後フェンダーフレアやキャラクターライン、メリハリのある立体的な面個性等、ワイド感を強調したSUVらしいたくましさや躍動感を演出。足元では、18インチのタイヤとホイールを採用し、クラストップレベルとなる222㎜の最低地上高を確保している。

内装では、悪路走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい、水平基調の“HORIZONTAL AXIS（ホリゾンタル・アクシス）”コンセプトのインストルメントパネルを採用。パッド素材に三菱車で初のメランジ生地を使用し、インストルメントパネルをドアトリムまで繋がるダイナミックな形状にすることで、包まれ感を演出するとともに、広々とした視界と開放的な空間を実現。

また、直感的な操作が可能な12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオ（SDA)と8インチデジタルドライバーディスプレイを一体化させた大型のモノリス形状のパネルが先進感も強調している。

さらに、ヤマハ株式会社と共同開発した新開発のオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」を初搭載。全座席で音楽を楽しめるよう8スピーカで構成され、音の好みや気分によって選択できる、ライブリー（初期設定）、シグネチャー、パワフル、リラクシングの4つのサウンドタイプが用意されている。