M.Y.Sミスティックが東京キャンピングカーショー2023に出展したJ-キャビンH

M.Y.Sミスティック、トラキャン「J-キャビンH」とキャンピングトレーラー「レジストロ・クコ」

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:岩田 一成(キャンピングカーライフ研究家)

ハイラックス専用のUSスタイル・トラキャン

トヨタ・ハイラックをベースにした「J-キャビンH」は、ミスティックがトラキャン専門店として長年培ったノウハウを注ぎ込んだ現行ラインナップの主力モデルだ。

アウトドアフリークから絶大な人気を誇る現行ハイラックスの荷台に、専用設計の脱着式キャンパーシェルを積載することで、「ピックアップトラック」と「キャンピングカー」の2WAYで活用できるアメリカンスタイルのトラキャンに仕上げている。

J-キャビンHのリヤビュー

コアなファンも多いアメリカンスタイルのトラキャン。脱着式キャンパーシェルも魅力のひとつ

アルミサイディングで往年のアメリカ製トラキャンのイメージを踏襲しつつ、鋭角にスラントしたバンクデザインでハイラックスとの一体感も演出。インテリアにはキッチン、ダイネット、大型バンクベッドを装備して、ソロ、夫婦、ファミリーなど幅広い層に対応する快適空間を作り上げた。

J-キャビンHの室内

対座のベンチシートと広々としたバンクベッドのレイアウト

軽自動車でも牽ける軽量キャンピングトレーラー

幌馬車風デザインが目を引く「レジストロ・クコ」は、ミスティックのラインアップで唯一のキャンピングトレーラーだ。

レジストロ・クコの正面外観

コンパクトサイズなので牽引のヘッド車も選択肢が多い

最大の特徴は、同社のトラキャンやキャブコンのデザインを踏襲したアメリカンクラシックスタイル。アルミサイディングで仕上げたアーリーアメリカン調の外装と山小屋風デザインの内装で、ミスティックらしい個性的なフォルムを作り上げている。

レジストロ・クコの室内

アースカラーとウッド調でまとめた落ち着きある室内

総重量を480kg(標準仕様)に抑えることで、軽自動車でけん引可能としたのもこだわりのひとつ。

「東京キャンピングカーショー2023」では、上部をアイボリー、下部をブラウンでペイントしたレトロスタイルの最新デモカーが展示された。おしゃれなキャンピングカーライフを目指すユーザーは必見のキャンピングトレーラーだ。

レジストロ・クコの後方外観

アイボリー&ブラウンの新ボディカラーでよりレトロ感が増した

 

【1】熟成の域に達したフラッグシップモデル「アンセイエ」

【2】オシャレなデザインが魅力の軽キャブコン「レジストロ」

 


プロフィール

岩田 一成(キャンピングカーライフ研究家/ライター/HOT MIND代表)
1971年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業・ 8年間の出版社勤務を経て2003年3月に独立。同年4月より、編集工房『HOT MIND』代表として編集業務の請負を開始。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に様々なジャンルの雑誌・ムック製作に携わる。取材・インタビュー経験は3000件以上。座右の銘は、『商人ではなく、常に最前線に立つ職人であれ!』。

 


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