ダイムラートラックグループ、米国で新ブランド「RIZON」の中型電気トラックを発売

all 業界ニュース

ドイツに本部を置くダイムラートラックグループは、米国市場における新ブランド「RIZON」と、同ブランドによる電気トラックの新製品を発表し、5月1日から4日までカリフォルニア州アナハイム市で開催予定の展示会「Advanced Clean Transportation(ACT) Expo」で公開する。

RIZONブランドは、「e18L」「e16L」「e16M」の3モデルで事業展開を開始。車両総重量(GVW)は約7.2~8.1 トンで、米国市場における中型トラックセグメントのクラス4、クラス5に分類される。満充電時の航続距離は2つのバッテリー搭載Mサイズの車両で約129~177 km、3つのバッテリー搭載のLサイズの場合は約177~257 kmとなる。なお、RIZONの車両は、ダイムラートラックが開発し、グループ内の品質保証基準に基づいて製造される。

RIZON車両では、「アクティブ・ブレーキ・アシスト」や「アクティブ・サイドガード・アシスト」などの先進安全機能を標準装備しているほか、業界最高水準の保証パッケージとして、パワートレイン、シャシー、キャブの保証期間を5年/7万5,000マイル (約12万 km)、バッテリーについては5年/12万マイル(約20万km)に設定。

RIZONブランドは、上記のラインアップを始めとして、都市部の小売物流、ラストマイル配送、自治体業務に携わる企業を想定顧客として、約80店舗を有するベロシティー・ビークル・グループ(本社:米国・カリフォルニア州)が販売・サービスを展開。車両の納車は2023年第3四半期以降を予定している。さらに、全米にシームレスなネットワークを築くため、同グループの既存の拠点以外にも認定ディーラー制度の導入を予定している。

Tagged