ポルシェ「パナメーラ」「カイエン」などリコール エンスト・再始動不能のおそれ

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ポルシェジャパンは2月20日、「パナメーラ S」「パナメーラ 4S」「PANAMERA」「CAYENNE」計4車種の原動機(カムシャフト・コントローラ)に不具合があるとして144台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる輸入期間は平成21年9月7日~平成22年3月23日。不具合の発生件数は11件。

不具合の部位は原動機(カムシャフト・コントローラ)で、原動機のカムシャフト・コントローラにおいて、カムギヤを固定しているボルトのボルトヘッド厚みの設計値が不適切なため、締め付け時に当該ボルトが損傷しているものがある。そのため、カムギヤの固定が緩むことで異音や点火タイミングずれによるエンジン不調が発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、カムギヤの固定が外れてエンストして再始動不能となるおそれがある。

改善措置は、全車両でカムシャフト・コントローラのカムギヤ固定ボルトを対策品に交換する。ボルトに緩みが発生している場合には、当該カムシャフト・コントローラを対策品に交換する。ボルトの破断が発生している場合には、エンジン内部を点検し、必要な修理を行う。

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