トヨタ自動車は2月13日、都内で新体制発表会見を行い、佐藤恒治・次期社長が4月からの新体制と今後の方針について説明した。
佐藤氏は「継承と進化」が新しい経営チームのテーマとし、創業の理念を大切にしながらモビリティ・カンパニーへのフルモデルチェンジに取り組んでいくと表明。「電動化」「知能化」「多様化」を進めていくため、次世代BEVを起点とした事業改革、ウーブンの取り組み強化、アジアのカーボンニュートラルの実現の3つを重点事業の柱としていくと説明、2026年を目標にすべてをBEV最適で考えた「次世代のBEV」をレクサスブランドで開発していくことを明らかにした。
役員人事は、ミッドサイズビークルカンパニーおよびCVカンパニープレジデントの中嶋裕樹氏と、チーフコンペティティブオフィサーで事業・販売プレジデントの宮崎洋一氏が副社長に昇任。なお現副社長である近 健太氏、前田昌彦氏、桑田正規氏は、新体制が掲げる3つの重点事業テーマをスピーディーに実践するため、現場のリーダーとして陣頭指揮をとっていくとしている。
