トヨタ、ロシア・サクトペテルブルク工場での生産事業を終了

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トヨタとトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)は9月23日、ロシアにおける生産拠点であるロシアトヨタ有限会社サンクトペテルブルク工場での生産事業を終了すると発表した。

サンクトペテルブルク工場は2007年に生産を開始。年間10万台の生産能力を持ち、ロシア国内向けにRAV4、カムリなどを生産していた。

同工場では今年3月に部品調達が困難なことから操業を停止。その後、稼働再開に向けて生産ラインの保全を実施するなどしてきたが、未だ生産再開の可能性が見い出せず、このままでは同社が目指す製品づくりができないこと、また、現在の状況が続けば共に良いクルマづくりを目指してきたロシアの従業員に対して十分な支援ができなくなることから今回の決定に至ったと述べている。

トヨタは、生産終了に向けた手続きを開始し、モスクワの拠点は規模を縮小したうえで再編成し、ロシアにおけるトヨタ、レクサスユーザーの安全と安心を確保するための体制を維持するとしている。

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