スズキは9月7日、インド事業の発展を目的として、インド経営大学院のアーメダバード校（以下「IIMA」）およびコジコーデ校（以下「IIMK」）と、それぞれ協定を締結したと発表した。
1982年よりインドで小型車を現地生産している同社は、近年、カーボンニュートラルをはじめとする環境への取り組みが世界的な課題となるなか、柔軟な事業活動が必要との思いから、それらを研究するために、インド経営大学院2校と協定を締結したと述べている。
1961年に設立されたIIMAは、ビジネスマネジメントの研究と教育で最先端を行くインド有数のビジネススクール。IIMAとスズキは、定期的な交流を通じて、スズキの新規事業も含めたインド事業多様化戦略や事業ポートフォリオ再構築についての研究を実施。
1996年にケララ州に設立されたIIMKは、企業文化研究などに強みを持ち、IIMKとスズキは、スズキのインドでの40年にわたる取り組みを分析し、スズキの強みを明確にした上で、長期的な視点からインド事業の方向性についての研究を担当する。
スズキは、2008年のインド工科大学ハイデラバード校（以下「IITH」）設立以来、同校と技術面での人材交流を行っており、今回の協定締結により、IIMA及びIIMKの教職員や学生との交流を図るとしている。
