メルセデス・ベンツ、1充電で約100km走行可能なPHEVモデル「S 580 4MATIC ロング」を追加

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メルセデス・ベンツ日本は6月27日、PHEVモデル「S 580 4MATIC ロング」を発表した。なお予約注文の受付は既に全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて開始しており、納車は本年 7月を予定している。価格(消費税込)は1,978万円。

パワートレインは、最高出力 367PS(270kW)、最大トルク500N・m を発揮する3.0リッター直列6気筒エンジン「M256」に、150PS(110kW)、最大トルク440N・m を発生する永久磁石同期モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用し、28.6kWh のリチウムイオンバッテリーを搭載。システム総合出力は510PS(375kW)、システムトルクは750N・mとなる。

時速140km/hまではモーターのみでの走行が可能で、電気自動車のように使用できるほか、電気モーターのみでの走行可能な航続距離は約100kmを実現。なお、6.0kWまでの交流普通充電と、最大60kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。

また、特性の異なるH(ハイブリッド)、S(スポーツ)、I(インディビジュアル)、EL(Electric)、B(Battery Hold)の5つのドライブモードを備え、EL モード走行時には、ステアリングホイール裏のパドルによりバッテリーへのエネルギー回収量を 4 段階で調整が可能となっている。

さらに、「インテリジェントアクセルペダル」は「プレッシャポイント機能」を備えており、ELモードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現した。

ほかにも、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)、3Dコックピットディスプレイ、センターエアバッグ、生体認証によるシートポジション等の設定などの機能・装備を採用しているほか、AR (Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを有機ELメディアディスプレイだけでなくフロントウィンドウに投影するシステムをメーカー純正オプションで選択可能となっている。

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