神奈川トヨタ、独自の運転ヘルスチェックで高齢運転者を支援

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神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)は、高齢運転者が免許証更新に必要な検査(神奈川県警主催)の会場提供や、同社が独自に開発した「運転ヘルスチェック」を通じて、高齢運転者の支援と安心・安全な地域のクルマ社会づくりに取り組んでいる。

同社は2021年8月20日、神奈川県警本部交通部と「高齢運転者等の支援に関する協定」を締結。その取り組みの一つとして、免許証更新に必要な「認知機能検査」の会場を提供する。

これまで、コロナ禍により実施が見送られていたが、その初回が4月20日、同社淵野辺店(相模原市中央区)で開催された。当日は、県警から講師が会場を訪れ検査を行った。受検後、参加者は「運転ヘルスチェック」の一部も体験できた。

県警のスタッフが淵野辺店を訪れ認知機能検査を実施した

運転ヘルスチェックは、高齢運転者が安心して運転を続けられるよう、運転者自身の身体能力をチェックするもの。主な内容は、交通脳トレ(自工会)や神経シゲキ体操(トヨタ自動車)等を含む交通安全トレーニングや、趣旨に賛同した地元専門企業による視力検査と聴力検査、シミュレーターによるサポーカー体験等で構成される。

75歳以上の高齢運転者の免許証更新で受検が義務付けられる認知機能検査は、対象者が増加していることから受検待ちが1カ月以上にも及ぶ。同社では、待ち日数の解消の一助となるよう、検査会場の提供を決めたという。また、クルマ同様運転者も身体機能を定期的に“点検”することで安全運転につなげていこうという考えだ。

※メイン写真:4月20日、同社淵野辺店で行われた運転ヘルスチェックの様子

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