アウディ「A8」を大幅改良、デザイン一新、48Vマイルドハイブリッドシステム搭載

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アウディ ジャパンは4月21日、「A8」の大幅アップデートを実施し、全国のアウディ正規販売店を通じて7月に発売すると発表した。価格(消費税込)は1,190万円~2,050万円。

今回大幅改良ではデザインを一新。クロームインサートと底辺を広げたことで存在感が増したシングルフレームグリルを採用、またサイドエアインテークも同様にクロームによって強調されており、6ライトのキャビンデザインやなだらかに傾斜するリヤエンドなどがエレガントなフォルムを実現し、彫刻的なデザインのフェンダーが力強さを演出。また、有機発光ダイオード(OLED)を採用したマトリクスOLEDリヤライトを新たに全モデルに標準装備した。また、新たにスポーティなS lineエクステリアをオプション設定した。

 

 

インテリアは、開放的なラウンジをイメージし、幅広さを強調するために水平基調のシンプルで上品なデザイン、エクステンデッドレザーやエスクテンデッドアルミニウムルックインテリア等、素材のクオリティにこだわることで、上質で快適な室内空間を実現。さらにS lineインテリアプラスパッケージやAudi デザインセレクションなどを新たな設定している。

 

 

パワートレインは、3.0 TFSIと4.0 TFSIの2種類を設定。3 ℓ V型6気筒3.0 TFSI エンジンには過給方式にツインスクロールターボを採用し、最高出力 250kW(340ps)/最大トルク500Nmを発揮。4 ℓ V型8気筒4.0 TFSI エンジンは2基のツインスクロールターボを搭載した新エンジンで、最高出力338kW(460ps)/ 最大トルク 660Nmを発揮する。トランスミッションはいずれも8速ティプトロニックが組み合わされ、48V 電源システムとマイルドハイブリッド(MHEV)を搭載し、高効率かつ力強い走行を実現。さらに、全モデルに機械式センターディファレンシャル搭載のquattro フルタイム 四輪駆動システムを採用している。

また、ボディパネルやフレーム部分にアルミニウムを採用する一方、 キャビンに熱間成型スチールコンポーネントとカーボンファイバー(CFRP)のパネルを採用するなど高いボディ剛性と軽量化を両立しているほか、全車に快適な乗り心地とスポーティなハンドリングを両立するアダプティブエアサスペンションを標準装備している。さらに、全モデルに先進のプレディクティブアクティブサスペンションをオプション設定した。

安全装備では、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)をはじめ、アウディプレセンス360、カーブストーンアシストなど、最新のセーフティ機能やドライバーアシスタンスシステムを搭載している。

S8には、420kW (571ps) / 800Nmを発揮する4 ℓ V8 ツインターボの4.0 TFSIエンジンを搭載し、48V マイルドハイブリッドシステム、8速ティプトロニックを組み合わせることで高性能と高効率を両立。プリディクティブアクティブサスペンション、ダイナミックオールホイールステアリング、スポーツディファレンシャルを標準装備している。

同モデルのエクステリアは、専用デザインの前後バンパーやアルミニウムルックインサートにより精悍さを増したハニカムデザインのシングルフレームグリル、専用の点灯パターンを採用するOLEDリヤライトや4 本出しの楕円エキゾーストフィニッシャー、5ダブルスポークスターデザインの21インチアルミホイールを採用。インテリアはブラックを基調としたもので、フルレザーパッケージやバルコナレザーの専用スポーツシートなどにより、スポーティさと上質さを演出した。エクステリアカラーには、S8ならびに S lineエクステリアパッケージ専用となる、デイトナグレーパールエフェクトやウルトラブルーメタリックといった新色も設定している。

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