三菱自動車、倉敷市と「カーボンニュートラル実現に向けた包括連携協定」締結

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三菱自動車は3月2日、岡山県倉敷市とカーボンニュートラル社会の実現に向けた包括連携協定を締結したと発表した。今回締結した包括連携協定は、2021年6月に「2050年ゼロカーボンシティ」へのチャレンジを宣言した倉敷市と更なる連携強化を図るもので、両者ともに「カーボンニュートラル実現に向けた包括連携協定」の締結は初となる。

同市には三菱自動車の主要生産拠点である水島製作所があり、1943年の操業開始以来、80年にわたり、車体やエンジンなどを生産。同社が2022年度初頭に投入予定の新型軽電気自動車(軽EV)も同製作所で生産を予定しているほか、倉敷市とは、現在約180の自治体と締結している災害時協力協定を2019年10月に締結しており、西日本豪雨災害の復興活動、新型コロナウィルス感染防止対策などにおいて協力している。

今回の協定締結に際し、三菱自動車の加藤社長は、「倉敷市様との強固な連携の中で、来年度初頭に発売予定の新型軽EVの生産を水島の地で行い、時を同じくしてこのカーボンニュートラル社会の実現に向けた包括連携協定を倉敷市様と締結できますことは大変光栄であり、喜ばしく考えております。」と語った。

また、倉敷市・伊東市長は「電気自動車の普及促進や、脱炭素化や災害の備えにも大変有用であることの理解醸成などに取り組むとともに、三菱自動車工業様と更なる連携の取り組みについて協議・検討してまいりたいと考えています。」とコメントした。

【「カーボンニュートラル実現に向けた包括連携協定」主な連携項目】

  1. 地域のカーボンニュートラル社会の実現に関すること
  2. 電気自動車の普及に関すること
  3. 電気自動車が脱炭素化や災害の備えに有用であることの理解醸成
  4. SDGsの推進に関すること
  5. その他両者が協議し合意した事項
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