電気に強いEXに待望のファミリータイプ「セブンスター」登場
愛知県豊橋市を拠点に、キャンピングカーの製造・販売を手掛ける「ケイワークス」は、バンコン(バンコンバージョン)「オーロラ」シリーズのフラッグシップ「エクスクルーシブ(EX)」に、待望の新型モデル「セブンスター」を本格導入した。
EX は、2019年に前向き5人乗車の「ファイブスター」が登場、今や同社1番人気となっているモデルだ。選ばれる理由のひとつが、近年のキャンピングカートレンドでもある“電気の供給能力”に優れている点だ。EXファイブスターは、100Ahのリチウムイオンバッテリー3つをユニット化したサブバッテリーシステム「メビウス」と300wのソーラーパネルを搭載したことで、エアコンの標準装備を実現。電気に強い唯一のバンコンとして話題にもなった。
そのEXに新設定されたモデルが、今回紹介するファミリーユースをコンセプトにした「セブンスター」だ。ユーザーからの要望も多かったという7人乗車に対応したことで、親子三代や大人数の家族旅行にも対応。加えて、ファイブスターからも様々な点でグレードアップし、商品力がより増したことも大きな魅力となっている。
進化した電装システム「メビウスシステム2」を初搭載
まず、セブンスターに搭載されているサブバッテリーシステムは、メビウスの新バージョン「メビウスシステム2」へと進化した。
リチウムイオンバッテリーは、標準で320Ah、オプションで最大480Ahへと強化。システム最大充電も1時間130Aを計測し、優れたリカバリー能力を確保。近年は電子レンジやエアコンなど、消費電力自体が大きい家電の搭載ニーズが増しているため、まさに今のトレンドに合致したシステムとなっている。
室内レイアウトはファイブスターに比べて、よりシックで温かみのあるインテリアを採用。サイドボードには重厚な無垢の天板を贅沢に使用し、シートファブリックには撥水性に優れ、防汚加工が施されたベルギー製を採用した。
7人乗車を可能にしたシートレイアウトは、2列目に3人掛けシート、3列目に横向きの2人掛けシートを設定。ダイニング展開時は、セカンドシートを後ろ向きにしたL字レイアウトとなる。
2列目シート下にはスライダーも設置されており、ベッド展開も至って簡単。サイドキャビネットにはシャワー付きシンク、電子レンジ、49リットルの冷蔵庫、リヤ右サイドには国産エアコンが標準で備え付けられている。こだわりのポップアップルーフもオプション設定可能となる。
車両本体価格は713万円(税込)から、トヨタ・ハイエースのワイドボディ・ミドルルーフがベース車両となっている。