日産、旅行先を提案する「トラベルトリガー」サービスの実証実験を開始 -

日産は2月21日、同社が独自開発した提案機能を用いて、カスタマーの行動データを元に、好みに合う旅行先や立ち寄り先を提供する「トラベルトリガー」サービスの実証実験を、同日より3月31日までの期間で実施すると発表した。

この「トラベルトリガー」サービスは、クルマやそれ以外での移動も含めたカスタマーの総合的な行動データや趣味嗜好を機械学習し、分析することにより、個々のライフスタイルをもとに、一人ひとりの好みに合う体験が可能な旅行先や立ち寄り先を提案するもの。

今回の実証実験では、2020年から進めている実証等で得た知見を反映した提案機能を開発し、旅行計画アプリ「NAVITIME Travel」（提供元：株式会社ナビタイムジャパン）上で、カスタマーの行動データや趣味嗜好に基づき、それぞれの好みに合った旅行先や立ち寄り先を提供。参加者には、日産が提案機能を通じて提供した内容を評価してもらい、「トラベルトリガー」の商用化実現に向けた提案機能の技術改善、提案タイミングや提案方法などの検証を行うとしている。

日産は、カスタマーの豊かな体験の実現に向けて「トラベルトリガー」の開発を推進しているほか、CASEに対応した新たなビジネスモデルの企画開発も進めており、「トラベルトリガー」を含めて、将来的には多様な業種とのパートナーシップを通した、集客、広告、観光等の新たなサービスビジネスの展開も視野に取り組んでいくとしている。