ブリヂストン、乗用車プレミアム商品の生産能力を増強 約82億円を投資

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ブリヂストンは2月3日、プレミアム商品を「創る」体制の強化において、乗用車用タイヤ工場である栃木、彦根、防府、鳥栖の4工場に関し、乗用車プレミアムタイヤの生産能力を増強すると発表した。総投資金額は約82億円で、2022年第1四半期に着工、2025年中に現在の国内工場乗用車用高インチタイヤ生産能力対比で約6,200本/日(約1割強に相当)の増強を予定している。

同社は、2021年2月16日に発表した中期事業計画(2021-2023)において、コア事業にて、高付加価値の断トツ商品を「創って売る」プレミアムビジネス戦略を推進していることを発表。その一つとして、サステナビリティ、モビリティの進化を見据えたプレミアム商品を「創る」体制の強化を推進している。

ブリヂストングループは、グローバルでの乗用車用高インチタイヤの拡大に加え、新たなプレミアムとして、革新的タイヤ基盤技術 ENLITEN(エンライトン)の強化・拡大を進めている。エンライトンは、今後、技術としてのみならず、カスタマーの使用条件に合わせたタイヤ性能向上による商品としての価値拡大と、開発・生産から販売、カスタマーがタイヤを「使う」段階までバリューチェーン全体において、環境負荷を低減するとともに、生産性、経済性の向上を実現するビジネスモデルとして構築し、社会価値・顧客価値の創出を最大化することを目指すとしており、上記取り組みをさらに推進するるためには、グローバルでモノづくりを極める中核である日本の乗用車用タイヤ工場の増強を通じたプレミアム商品を「創る」体制の強化が不可欠であると判断し、今回の決定となったと述べている。

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