「レンジローバー」をフルモデルチェンジ、新たに「SV」を追加

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ジャガー・ランドローバー・ジャパンは1月17日、「レンジローバー」をフルモデルチェンジし、全国のジャガー・ランドローバー・ジャパン正規販売ディーラーネットワークを通じて受注を開始した。

【「レンジローバー」のDNAを受け継ぎつつ、最新技術を駆使したモダン・ラグジュアリーなデザイン】

第5世代目となる新型「レンジローバー」は、世代を超えて受け継がれてきたルーフ、ウエスト、シルの特徴的な3つのラインやショートオーバーハング、クラムシェルボンネット、格式高いフロントエンド、直立したフロントガラス、実用的なスプリットテールゲート、テーパー形状でボートテールのようなリアなど、「レンジローバー」のプロポーションを定義づける要素が随所にちりばめられている。

また、フロントグリルやエアインテークは新デザインとなり、極力その存在を隠して目立たないようにした新開発のウエストレールフィニッシャーが作り出す切れ目のないウエストライン、フラッシュグレージングやシームレスなレーザー溶接などの最新技術を駆使した凹凸のないサーフェイスや、点灯するまでその存在に気づかない画期的なリアランプなどを実現。ひとつの塊から削り出したようなすっきりとしたデザインを採用し、空気抵抗係数(Cd値)0.30の実現にも貢献している。

 

 

【サステナブル(持続可能)なプレミアムテキスタイルから選択可能なインテリア】

インテリアは従来の上質なレザーに加え、手触りがよく革新的なテキスタイルのウルトラファブリック™や高級テキスタイルメーカーKvadrat社との共同開発によるウール混紡テキスタイルによる素材など、様々な素材、仕上げから選択が可能。

さらに、ゆとりのある室内には、ハプティック(触覚)フィードバック機能付きの新開発13.1インチのフローティング式フルHDタッチスクリーンを装備した最新のインフォテインメント・システム「Pivi Pro」をはじめ、2つの11.4インチHDタッチスクリーンと8インチリアシートタッチスクリーンコントローラーからなるリアエンターテインメントシステム、スピーカーと照明を備えたテールゲートイベントスイートなど、利便性を高める機能を多数採用しているほか、静粛性を確保する第3世代となる新しいアクティブノイズキャンセレーションや、臭いやアレルゲン、ウイルスなどを大幅に低減させてクリーンで快適な室内空間を提供する「空気清浄システムプロ」(ナノイーX™搭載、PM2.5フィルター付)といった新機能も初採用している。

 

 

【「レンジローバー」初となる3列7人乗りを設定】

ボディタイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)を用意し、シートレイアウトは4人乗り(SV LWBのみ)、5人乗り、そして「レンジローバー」初となる3列7人乗り(LWBのみ)を設定。3列目もフルサイズシートになっており、セミアニリンレザーシート、4ゾーンクライメートコントロール、パワーシート、シートヒーター、タスクライティング、USBソケット、インテリジェントシートフォールドを標準装備している。

【あらゆるパワートレインに対応する最新のアーキテクチャー「MLA-Flex」を初採用】

最新アーキテクチャーである完全新設計の「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用し、比類なき走破性、機敏なハンドリング、最上級の洗練性を実現。「MLA-Flex」は内燃エンジン(ICE)、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、フルバッテリー電気自動車(BEV)など、あらゆるパワートレインに対応できるよう設計されており、新たに3.0リッター直列6気筒INGENIUMガソリン・エンジンと105kWの電動モーターを組み合わせたPHEVモデルもラインアップに追加する(最高出力375kW/510PSもしくは324kW/440PSの2種類)。PHEVの二酸化炭素(CO2)排出量は30g/km未満にまで抑え、EVでの最大航続距離は100km(WLTP値、実航続距離は最大80km)となり、一般的な「レンジローバー」ユーザーの1回の走行距離の75%までをフル電動の「EV」モードだけで走行可能。

先進のエアスプリングを使用し軽量でコンパクトな5リンク・リアアクスルをはじめ、ツインバルブモノチューブ・ダンパー、オールホイールステアリング、ダイナミックレスポンスプロなどを初採用。ランドローバーの先駆的なインテグレーテッドシャシーコントロール(ICC)で制御し、オフロード走破能力と穏やかな乗り心地を実現している。

【「レンジローバー SV」を新たに追加】

ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)の技術者が開発・設計を手掛け、ラグジュアリーとパーソナライゼーションを極めた「レンジローバー SV」を新たに追加。「SV」専用のデザインディテールやオプションを用意しており、ツートンカラーになったシートや、セラミック素材を初めて採用。2つのデザインテーマ「SV SERENITY(エスブイ セレニティ)」と「SV INTREPID(エスブイ イントレピッド)」があり、4人乗りの「SVシグネチャースイート」の設定も用意している。

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