ランドローバー、007映画 60周年を記念した特別仕様の「ディフェンダー90」を公開

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ランドローバーは3月22日(英現地時間)、ジェームズ・ボンド映画シリーズが60周年を迎えることを記念して、ラリー用の装備を追加し、専用デリバリーを施したワンオフの「ディフェンダー90」を製作したと発表した。

今回製作した「ディフェンダー90」は、ジェームズ・ボンド映画のトレードマークであるブラックとゴールドをエクステリアに採用。ボンネットとテールゲートにはこれまでのジェームズ・ボンド映画のタイトルが記され、さらにルーフとサイドには特別な60周年ロゴが施されている。

 

 

ジェームズ・ボンド映画のスタントドライバーであり、ラリー・チャンピオンでもあるマーク・ヒギンズ氏は、特別仕様の「ディフェンダー90」で、3月26日に開催された全7戦のワンメイクラリーシリーズ「2022 Bowler Defender Challenge」のノースウェールズ・レグに、コ・ドライバーのクレア・ウィリアムズ氏とともに参戦し、55分12秒のタイムで優勝した。マーク・ヒギンズ氏は、これまでジェームズ・ボンド映画4作で(「007/慰めの報酬、「007/スカイフォール」、「007/スペクター」、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」)でスタントドライバーを務めた。

今回の優勝に際し、マーク・ヒギンズ氏は、「新型『ディフェンダー』は、生産ラインから出荷された時からタフで走破性の高いモデルです。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影の時も極めて難易度の高いスタントをこなしているのを見ました。Bowlerチームがレース用に改良を加えてくれ、また、クレアが一緒なので、素晴らしい結果が出せました。」と語った。

 

 

今回の競技用のジェームズ・ボンド仕様モデルは、INGENIUMエンジンを搭載した「ディフェンダー90(P300)」をベースに、フルロールケージ、エンジンおよびトランスミッションの冷却強化、スポーツエグゾースト、新たなリアルーフスポイラーなど、安全性を高めるための様々な改良を施している。さらに、オールテレインタイヤを装着した18インチのBowlerホイールを採用したほか、サスペンションも、サブフレームを変更し、新しいスプリングや剛性を高めるための独自のタレットを備えたビスポーク仕様で、さらなる強化を図った。

モータースポーツ協会がレギュレーションを管理し、Bowlerが運営する「2022 Bowler Defender Challenge」は12チームで争われ、毎年開催されるダカール・ラリーなどの世界的なラリーレイド競技への登竜門となるシリーズとして企画されている。マーク・ヒギンズ氏とクレア・ウィリアムズ氏は、3月26日にドルゲラウで開催されたノースウェールズ・レグで、グラベルコースに参戦した。

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