KTグループとY.S.C.C.が地域連携活動で協定締結

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神奈川トヨタ自動車を擁するKTグループ(上野健彦会長兼社長)は2022年1月1日、JリーグサッカークラブのY.S.C.C.(NPO法人横浜スポーツアンドカルチャークラブ、吉野次郎理事長)と、地域連携活動に関する提携・協力の協定を締結した。

KTグループとクラブの結びつきは4年前、グループ会社のネッツトヨタ横浜(当時)の創立50周年を機に、クラブをスポンサードしたのがきっかけ。今回の協定締結で両者の関係はより強固なものとなり、元気な地域社会づくりへと発展する。

現在、KTグループが行う子供向けの就業体験「ジモティビティ」の一つでは、Y.S.C.C.のホームゲームで競技運営を体験できるプログラムを展開している。

目下、準備を進めている新たな取り組みが、今春開催予定の「本牧“元気”フェス(仮称)」で、Y.S.C.C.と三渓園、横浜ジャズ協会の協業で開催される。広大な日本庭園、三渓園を会場に“スポーツと音楽を組み合わせて元気になる”をテーマに、子供から高齢者まで世代を問わず“元気”になれるイベントを企画している。

さらに、クラブの本拠地である本牧が持つ資源を活用し、地域交流を生み出し、本牧を起点に近接する磯子区、金沢区も含めた横浜市南部に広がる活動になることも視野に入れている。

KTグループ・上野会長兼社長は「Y.S.C.C.が掲げる“地域はファミリー”は、私どもにも非常に重要なこと。地域の皆さまに様々なサービスを提供することで、良き企業市民として長く地域に受け入れられることが、私達が存在するよりどころと思う」と、協定締結の経緯を説明した。

また、Y.S.C.C.吉野理事長は「活動の対象を現在の若年層から高齢者層にも広げたい。高齢者層が“元気”になる活動には、スムーズな高齢者の移動も必要になり、この協定を活かした取り組みを考えている」と、期待を膨らませた。

※メイン写真:協定締結のセレモニーの様子(2021年12月21日、三渓園で)

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