スバル「WRX S4」をフルモデルチェンジ、新開発2.4リッター直噴ターボ搭載

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スバルは11月25日、フルモデルチェンジした新型「WRX S4」(日本仕様)を発表した。価格(消費税込)は400万4000円~477万4000円。

新型「WRX S4」は、動力性能や操縦安定性、静粛性や乗り心地などのあらゆる性能を磨き上げ、卓越した走行性能と4ドアセダンの実用性を兼ね備えたスバルのAWDパフォーマンスを象徴するモデル。

【新開発2.4リッター直噴ターボエンジン搭載】

パワートレインは、従来型より排気量を400cc拡大した新開発の2.4L直噴ターボ“DIT”エンジンと「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載。「スバルパフォーマンストランスミッション」は、従来のスポーツリニアトロニックからレシオカバレージを拡大し加速性能を高めるとともに、振動と騒音の低減により、動的質感を向上。また、新開発の変速制御を採用し、滑らかな加速と、リニアなレスポンスを実現したほか、8速マニュアルモードも採用している。さらに、スイッチひとつで切り替え可能なドライブモードセレクト(STI Sport R/STI Sport R EXに搭載)を採用。パワーユニットだけでなく、AWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンに至るまで、さまざまなデバイスを緻密に制御し、バルブ特性や減衰力を調整する。

【スバルグローバルプラットフォーム・フルインナーフレーム構造を採用】

総合安全性能のレベルを引き上げるとともに、ドライバーの意思に忠実なハンドリングや、快適な乗り心地を提供する「スバルグローバルプラットフォーム」と「フルインナーフレーム構造」を採用。さらに、構造用接着材の採用範囲を拡大したことで、高い動的質感を実現した。ボディ下部のスポーツサイドガーニッシュには、空気の流れを整えるヘキサゴン空力テクスチャーを施し、表面の凹凸が大きな空気の渦の発生を防ぎ、操縦安定性を向上している。

【躍動する走りを表現したエクステリア】

エクステリアは、「Aggressive」というデザインコンセプトのもと、ヘキサゴングリルを起点とした立体的で彫りの深い造形やワイド&ローを強調したフロントバンパーや力強く張り出したフェンダー、勢いのあるキャラクターラインやスポーツサイドガーニッシュのサイドビューで躍動する走りを表現。リヤビューでは絞り込んだキャビンと張り出したワイドなフェンダーの対比で、スポーツカーらしいワイド&ローのフォルムを強調している。外板色は、WRX S4ならではの世界観を表現する「ソーラーオレンジ・パール」、そのほか「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」、「セラミックホワイト」を新たに設定した。

 

 

【スポーティさと先進性をあわせ持つインテリア】

インテリアは、座った瞬間に走り出したくなる気持ちを高めるコックピット、触り心地や操作感にまでこだわった人とクルマが一体になれる空間を演出し、スポーティさと先進性をあわせ持つデザインを採用。さらに、RECARO社とのコラボレーションにより人間工学を徹底追求したRECAROフロントシートをメーカーオプション設定。シート表皮には肌触りが心地良いウルトラスエードを採用し、より優れたホールド性と安全性、快適性を実現した。

車両全体のフォルムとホイールベースのバランスを最適化し伸びやかなスタイリングと居住性を両立。アグレッシブなデザインでありながら、ベビーカーやゴルフバッグが入る広いペースも確保している。また、タブレットライクで直感的な操作を実現した“11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム”や、運転操作に必要な情報やアイサイトXの車両情報をグラフィカルに表示する“12.3インチフル液晶メーター”を搭載。

 

 

【「新世代アイサイト」や「アイサイトX」を装備】

360度センシングを実現し、安全性を向上させた「新世代アイサイト」を全車標準装備しているほか、高精度マップを活用した新開発の高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を装備。スバルグローバルプラットフォームの採用に加え、ボディ構造の最適化と、高張力鋼板の最適配置などにより、高い衝突安全性能を実現しているほか、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」を採用している。

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