日産とホンダ、自動車の電動化・知能化時代に向けた戦略的パートナーシップの検討開始

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日産自動車とホンダは3月15日、自動車の電動化・知能化に向けた戦略的パートナーシップの検討を開始する覚書を締結したと発表した。

両社は、カーボンニュートラルおよび交通事故ゼロ社会に向けた取り組みを加速するためには、環境対応技術・電動化技術・ソフトウェア開発等の領域に関する強化が必要となることから、互いの強みを持ち合い、将来的な協業を見据えた検討が必要との考えから今回の合意に至ったとしている。

具体的には、自動車車載ソフトウェアプラットフォーム、バッテリーEVに関するコアコンポーネント、商品の相互補完など、幅広いスコープで検討を推進する。

◆日産自動車株式会社 代表執行役社長 兼 最高経営責任者 内田 誠氏のコメント

「今後加速するモビリティへの変革に対し、中長期的な視点で備えをしていくことが重要であり、今回、両社が共通の課題意識のもと、合意に至ったことは大変意義深いものだと考えています。今後、両社で論議を重ね、持続的成長に向けて、WIN-WINとなる結論が見いだせることを期待しています」

◆本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏氏のコメント

「100年に一度と言われる自動車業界の変革期において、両社がこれまで培ってきた技術や知見の相乗効果により、業界のトップランナーとして自動車の新たな価値創造をリードする存在となり得るかの観点で、両社のパートナーシップの可能性を検討していきます」

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