都市部でも扱いやすく、普段使いにも最適なバンやミニバンをベースとしたキャンピングカー、通称〝バンコン〟の製造を得意とする「バンテック新潟」。オリジナル架装車両「ＶａｎＲｅｖｏ（バンレボ）」ブランドは内外装を過度に加飾せず、シンプルで飽きのこないデザインとマルチな使い勝手を追求している。そして今年、フラッグシップモデルのディアリオに待望のエレベーティングルーフ装着車が新たに設定された。
ディアリオは、FＦヒーターや冷蔵庫、電子レンジ等、クルマ旅を快適にする装備を標準搭載しているフル仕様モデル。エレベーティングルーフが新たに加わり、豪華装備に一層の磨きをかけた。
このエレベーティングルーフは、クルマの屋根から水平なまま上に持ち上がるため片開きタイプのポップアップルーフと比べて足元まで一定の高さがあるのが特徴。外観を架装しないバンコンモデルにとって限られた室内空間を拡張するとともに就寝スペースも確保できるため、人気の装備となっている。
エレベーティングルーフ展開時は、フロア面から天井までの高さは1900㎜となり、大人でも車内を立ち上がった状態で移動が可能だ。また、就寝スペースとしては1800×1000㎜のフルフラットを実現し、マットと天井のクリアランスはゆとりのある550㎜。ディアリオの収納式2段ベッドとエレベーティングルーフを合わせれば最大7名の就寝スペースを生み出すことができる。
使用するテント生地はコットン１００％の特殊素材で、外部からの水は遮断し、内部の水蒸気は外部に出すため、通気性に優れ水を通さずしっかりと弾くので、雨の日でも問題なく使用できる。さらに、４面にメッシュ付の窓があり風通しの良さも抜群、室内の開放感を高め居住性の向上にも最適な装備だ。
ディアリオのベース車両はトヨタ・ハイエースと日産・ＮＶ３５０キャラバン。ワイドボディ・ミドルルーフを（ハイエースのみ）ベースにした「ワイド」をはじめ、標準ボディ・標準ルーフがベースの「バン」、ポップアップルーフを装着する「ポップ」の３タイプが設定されている。エレベーティングルーフはポップのハイエース・ナローボディベースモデルが装着可能となっている。
