インフィニティは6月24日、ファミリー向けSUVの新型「QX60」を発表した。今秋に北米での販売開始を予定している。
「QX60」は累計販売台数が40万台を超える中核モデルで、新型「QX60」は、現代的な芸術性とクラフトマンシップにより刷新が行われ、日産の事業構造改革「Nissan NEXT」の一環として販売される。パワートレインではパワフルなV型6気筒エンジン、新型の9速オートマチックトランスミッション、インテリジェント４WD（四輪駆動）、ナビリンク機能付きのプロパイロット・アシストなどを採用。インフィニティのデザインチームがなめらかでソフトな素材をふんだんに使った室内空間に、優れた機能をシームレスに統合することに取り組んだ室内空間では、高解像度タッチスクリーン、ワイヤレス充電、Wi-Fi接続、チャイルドシートを取り外さずワンタッチ操作で3列目にアクセスできる2列目シートなど、快適でスムーズに過ごすための充実した先進機能を採用している。
同モデルは、あらゆる市場のニーズに対応するため2か所の工場で生産を実施する。米テネシー州スマーナでは北米と世界中の市場向けに生産を行い、来年初頭からはパートナーである東風汽車集団有限公司と共同で、中国のカスタマー向けに生産を実施する。なお、新型「QX60」の価格、パッケージ、販売状況などの詳細については、各市場での販売開始に合わせた情報公開を予告している。
新型「QX60」の発表に際し、インフィニティのチェアマンであるペイマン カーガー氏は、「インフィニティにとって『QX60』は最重要モデルの一つです。新型『QX60』で、インフィニティは現代的でかつ、日本的なラグジュアリーを表現しました。力強く、直感的な操作が可能な、乗る人に安らぎをもたらすこのプレミアム3列シートSUVでは、お客さまが求めているものをすべて実現しました。新型『QX60』は、事業構造改革「Nissan NEXT」において、INFINITIから今年販売される新型モデルの第2弾となります。先に販売された新型『QX55』は、すでに多くのお客さまから好評を頂いています。新型『QX60』がINFINITIの商品ラインナップに加わることで、我々の未来はさらに明るいものになると確信しています」と語った。
また、新型「QX60」のデビューに合わせてオリジナルショートフィルム「INFINITI Presents：新型『QX60』で人生をスタイリッシュに、思いのままに」を制作・公開した。ショートフィルムには、アカデミー賞の前哨戦としての注目度も高いゴールデングローブ賞受賞と、アカデミー賞にもノミネートされた実績を誇る俳優であり、プロデューサー、起業家、母親としても多方面で活躍するケイト・ハドソンさんを起用している。
ショートフィルムについて、インフィニティのグローバルブランド・マーケティング部長フィル・ヨーク氏は、「ケイト・ハドソンさんは、『QX60』のターゲットとなるお客さまをまさに体現する存在です。彼女は、ビジネスと家庭の両立で多忙を極めているにもかかわらず、すべてを優雅にこなしています。当社のお客さまも多忙で充実した生活を送っており、ケイト・ハドソンさんの起用により、お客さまに明確なメッセージを届けることができると思っております」とコメントした。
