プジョー「3008/5008/208」など計9車種 4,626台をリコール

all 業界ニュース

グループPSAジャパンは6月3日、「3008」「5008」「308」「508」「C4 スペース ツアラー」「C5 エアクロス」「DS 7」7車種の排気ガス発散防止装置[粒子状物質浄化装置(DPF)]に不具合が、また「208」「2008」2車種の燃料装置(高圧燃料ポンプ)に不具合があるとして計4,626台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成30年5月11日~令和3年1月16日。

 

7車種の不具合の部位は排気ガス発散防止装置[粒子状物質浄化装置(DPF)]で、ディーゼルエンジンの粒子状物質浄化装置(DPF)において、エンジン コントロールユニットのプログラムが不適切なため、DPF内部の温度が 想定より高温になることがある。そのため、当該内部のフィルターが熱影 響により亀裂が発生することで、粒子状物質の浄化性能が低下し、排気ガス規制値を満足しなくなるおそれがある。改善措置は、全車両で①エンジンコントロールユニットを対策プログラムに書き換え、粒子状物 質浄化装置(DPF)を新品に交換する。 ②排気ガス中の粒子状物質の量を点検し、規定量以上の場合は粒子状物質 浄化装置(DPF)を新品に交換する。併せて、エンジンコントロールユ ニットを対策プログラムに書き換える。

 

 2車種の不具合の部位は燃料装置(高圧燃料ポンプ)で、高圧燃料ポンプにおいて、製造時の溶接が不適切なため、溶接による金属 粉がポンプ内部に残留し、燃圧調整バルブの作動を妨げるおそれがある。 そのため、燃料の噴射圧が不足し、警告灯点灯ならびにエンジン始動不良・出力不足になるおそれがある。改善措置は、全車両で高圧燃料ポンプのシリアル番号を確認し、該当する場合は、高圧燃料ポンプを良品に交換し、併せて高圧燃料パイプを新品に交換する。

Tagged