新型ヴェゼルの先行予約開始、人気のPLaYは既に納期が10月

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4月にフルモデルチェンジされる新型ヴェゼル。人気モデルだけにその新型は注目を集めますが、先行して発表されたデザインは、概ね好評のようで、大ヒットの予感もさせます。

さて2月18日にオンラインで行われたワールドプレミアに続き、3月11日には先行予約も開始されました。

価格は、
(1.5Lハイブリッド)
「e:HEV X」FF:265万8700円/4WD:287万8700円
「e:HEV Z」FF:289万8500円/4WD:311万8500円
「e:HEV PLaY」FF:329万8900円

(1.5Lガソリン)
「G」FF:227万9200円/4WD:249万9200円

新型ヴェゼルのグレード構成はかなり割り切っていて、ハイブリッドがメイン。ガソリンはベーシックな「G」の1グレードのみとなっています。ただしe-POWERしかない日産「キックス」ほど極端ではなく、さらにガソリンにもFFと4WDが設定されているのも嬉しいポイント。上級装備は不要という人でも選びやすいでしょう。恐らく発売直後は上級のハイブリッド「Z」や「PLaY」が人気を集めるものと予想されますが、その後はガソリン「G」もジワジワと人気を高めていくかもしれません。「G」でもホンダセンシングやLEDヘッドランプ等は標準装備されていますから、こちらでも不満は少なそうです。

ハイブリッドは「X」「Z」「PLaY」の3グレード。一番人気が集中するのは装備が充実した「Z」でしょう。パワーテールゲートやシーケンシャルウインカーなども標準で装備しています。「X」は、ガソリン「G」に相当するベーシックグレードです。また「PLaY」は都市型のスタイル重視のグレードでFFのみの設定。しかしサンルーフ(パノラマルーフ)が装着できるのはこの「PLaY」のみとなります。

先代ヴェゼルからの乗り換えが中心

予約開始直後ということもあって、販売店によれば、現在は先代ヴェゼルから代替する人が中心とのこと。現段階では車を実際に見たり試乗したりせずに購入するということですから、先代ヴェゼルの乗り味や使い勝手に満足している人がいかに多いということでもあります。

ちなみに、イマイチ勢いがないといわれるフィットの場合も、旧型フィットからの代替が中心。ただフィットの場合は60代以上の高齢ユーザーが占める割合が高く、なかなかクルマを買い替えない人も多い、とのこと。これがフィット苦戦の要因の一つといえるでしょう。これに対してヴェゼルは若いユーザーが多いので、スムーズに代替が進みそうです。

【納期】
すでに多くの予約が集まっていることから、納期は長引きそう。都内ホンダ販売店の話では「PLaY」は3月16日の段階で既に10月頃、その他のグレードは5~6月頃とのこと。3月11日の予約開始から1週間も経たない段階でこの盛況ぶり。コンパクトSUV人気、恐るべしです。

ということは、4月の正式発表後、実車を見てからじっくりと決めよう、というケースでは、納車までかなり待たされることになりそう。車検を機に代替を、と考えている人は注意したいところです。(佐々木耕二)

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