パーク24・東日本旅客鉄道、英国ロンドンの駐車場でデジタル自動販売機のトライアルを開始

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パーク24とJR東日本(東日本旅客鉄道)は11月19日、パーク24のグループ会社であるNATIONAL CAR PARKS LIMITED (本社:ロンドン、以下「NCP」)が管理する駐車場においてデジタル自動販売機によるサービスを開始すると発表した。

 

NCPは、1931年創業の英国の駐車場事業者で、582件221,671台の駐車場を運営している(2020年5月末現在)。ロンドンやバーミンガム、ブリストル等の都市の中心部で多くの駐車場を展開しているほか、バーミンガム空港やグラスゴー空港といった主要空港の駐車場及びロンドン地下鉄をはじめとする駅駐車場を数多く運営しており、英国内におけるシェアは30%を占めている。

またJR東日本は、2017年12月より英国 旅客鉄道運行事業フランチャイズの一つであるウェストミッドランズの運営に参画しており、2019年7月よりウェストミッドランズの沿線駅でデジタル自動販売機を設置し、英国の通勤者や旅行者の自動販売機の利用動向を確認した。この実績を生かし鉄道拠点に限らない駐車場・バスターミナル・空港といった、モビリティ拠点における自動販売機事業の展開を図っている。今回そのデジタル自動販売機を NCPが管理する駐車場に設置し、利用者の利便性と満足度の向上を図る。

 

NCPとJR東日本は、今後も協力して両社の技術連携とノウハウを活用することで、英国の駐車場を利用するカスタマーに対して魅力あるサービスを提供すると述べている。

 

<デジタル自動販売機のトライアル詳細>

  • 内容:デジタル自動販売機を通じた飲料や菓子類、雑貨類の販売/交通情報の配信
  • 実施期間:2020年11月25日〜2021年3月末(予定)
  • 設置場所:Finsbury Square、Portman Square-Hyde Park、Covent Garden、Saffron Hill(各 1 台) ※設置終了次第順次営業・販売動向に応じて設置台数を拡大予定
  • 販売商品:英国内で流通する売れ筋飲料商品、菓子類及びマスクや消毒液等雑貨類
  • 事業主体:JR 東日本ロンドン事務所
  • パートナー:AEGUANA LTD(機体開発)、CONNECT VENDING LIMITED(仕入、商品補充、保守、コールセンター対応等)

 

<トライアルの特徴>

①駐車場エリアの特性に応じた自動販売機事業モデルの構築

自動販売機のデジタルディスプレイを活用して利用者の利便性に資するような情報を発信するとともに、JR東日本とNCPが共同でさまざまなプロモーション実施する。

  • 道路交通情報提供:リアルタイムで施設周辺の道路混雑・事故情報を常時ディスプレイに表示
  • 周辺地図表示:メニューをタッチすることで、施設周辺地図を表示
  • 告知広告機能:NCPのPark Passアプリ会員向け情報や広告等をディスプレイで配信

 

②相乗効果による利用促進

自動販売機を設置するNCPのPark Passアプリ会員が専用アプリ内で保有する独自のQR コードに紐づけて、会員限定のサービスや割引プロモーション等を実施することにより、駐車場利用者の利便性及び満足度の向上を図るとともに、駐車場を利用するカスタマーが利用したくなる魅力ある自動販売機となることを目指す。

 

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