豊田通商、ガーナで日本企業として初となる車両組立事業者の認可を取得 トヨタ「ハイラックス」を年間1,300台生産予定

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豊田通商は11月2日、車両生産会社TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA CO. LIMITED(以下、TTMG)を設立し、ガーナにおいて日本企業で初となる車両組立事業者の認可を取得したと発表した。同取り組みは、2019年8月に横浜で行われた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、豊田通商とガーナ政府が締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU」に基づいて実施される。

 

新工場では、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」をSKDで生産し、生産能力は年間1,300台を予定している。ガーナのテマ市(首都アクラより30km)に建設予定で、投資額は約7百万米ドル、新規雇用は約50人を予定し、2021年央の稼働開始に向けて準備を進めている。なおSKDとは、Semi Knock Downの略で、CKDとは異なりボルトを締めるだけなどの簡単な加工で車両を組み立てること。

 

豊田通商は、2019年1月にトヨタからのアフリカにおける営業業務の全面移管を受け、アフリカでの取り組みを一層強化している。TTMGは、ケニア、エジプト、ナイジェリア、ルワンダに次ぐ、豊田通商グループとしてアフリカ5カ国目の車両生産拠点。今後も自動車販売事業のみならず、市場のニーズに合わせて現地生産に取り組み、アフリカの自動車産業発展に貢献すると述べている。

【TTMG 概要】

  • 会社名:TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA CO. LIMITED
  • 所在地:ガーナ共和国 テマ市
  • 資本金:3百万米ドル
  • 株主:豊田通商100%
  • 代表者:社長 山田 明
  • 設立:2020年6月
  • 事業内容:車両の組立生産
  • 事業認可:2020年10月 取得
  • 生産車種:トヨタ ハイラックス
  • 生産台数:1,300台/年
  • 生産開始:2021年央(予定)

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